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俺は今日も図書館に行く。
逆に言えば図書館に行きたい。
そして、今日は絶対に言ったほうがいい気がする。
🥀「あ、こんにちは」
👓️「こんにちは」
雪葉さん、毎日いるな。
👓️「毎日来てるんですか?」
🥀「いいえ、来てないんですけど今日で来なくなります、」
👓️「そうなんですか?」
🥀「はい、」
何だか淋しい。
図書館には雪葉さんに似た子と俺と雪葉さんとおじいさんしかいない。
でも、あの日以来、雪葉さんに似た子は来ていない。
その時、雪葉さんが言った。
🥀「私に似た子来てましたよね、私の双子の妹です。」
雪葉さんはまるで、俺の心を読んだみたいに言った。
🥀「神風あったじゃないですか、あれは私がやりました。」
👓️「そんな、あの時は妖怪って…」
🥀「妖怪、幽霊、幽霊なんです私」
👓️「…え?」
🥀「って信じられないですよね。」
信じられない、信じたくない。
🥀「私、妹のドナーになって死んだんです。」
🥀「妹の方が優秀で完璧だから、私はあの子に心臓を捧げて死んだんです。」
👓️「…じゃあ、雪葉さんは幽霊ですか?」
🥀「そうですね、」
🥀「でも、ここに来て貴方に会えたことは変わりないです。」
そう、笑って図書館と一緒に雪葉さんは消えた。おじいさんもだ。
あれから、しばらく立ち俺は図書館に行かずにまっすぐ家に帰る様になった。
家に着いて、ポストを見たときポストの中に本が一冊とかすみ草の栞が入っていた。
END○o。.