この作品はいかがでしたか?
1,275
この作品はいかがでしたか?
1,275
皆さんごきげんよう!
そして改めてですが、新年あけましておめでとうございます!
皆さんお気づきの通り、今回はノベルの方でやっていきます。
そして今回はリクエスト!
皆さんご存じの通りジャンプgigaで凶太が表紙でした!それを呈してネタを書きます!いや考えてくださった方ほんと感謝感謝!
とまぁ書いていきます!
では短いですがどうぞ!
撮影時間~
太陽side
スタジオにシャッター音が鳴り響いた。
カメラが向けるその先には二人の男がいた。
「あと何枚か撮りますね~」
スタッフが声をかけるのに対し、安易な返事をする凶一郎義兄さん。でもそんな義兄さんはいつもとどこかが違う…そう。
開眼しているのである…!それにちょっとドキドキしている自分もいる。
とは言いつつも恋仲である俺からしたらドキドキしてしまうことなんて日常茶飯事なのだ。そう思うと溜息が永遠につながっていく。
「人の顔を見て溜息するなど失礼な奴だなお前は」
「嫌気がさしてしまって」
「嫌なのか?」
「そうは言ってません」
「先程”嫌”気といっただろ」
「気にしなくていいんです」
「おい」
「あの痴話げんかはよそでやってください」
「「はい…」」
スタッフの辛辣な回答に思わず汗を流した。
気を取りもどしつつ、ポーズを決める。まだ続くのだろうか…。正直この体制は後ろに倒れかけている。起き上がろうとしても凶一郎義兄さんの顔が近くてこの体制をキープするほかなかった。
正直腰がきつい…。
シュル…
「!!」
「楽にしろ」
驚いた。まさか勘づかれていたとは、鋼蜘蛛で凶一郎義兄さんが支えてくれた。
なんだろう、すごく嬉しい…!前の義兄さんからは考えられなかった。
「ありがとうございます」
「礼には及ばん。気にするな」
「…はい」
「!!」
凶一郎side
太陽の体がうすらだが、小刻みに震えていた。きっと体の体制をキープし続けるが故に、体が何か訴えているようだった。
「…」
俺は、太陽のうしろに鋼蜘蛛をまとわせ、楽な体制を取れるように鋼蜘蛛を操った。
「楽にしろ」
なにか驚いているようだった太陽は俺と見合わせた。すると太陽は申し訳ないような表情で、
「ありがとうございます」
…お前は何も困らせるようなことはないと、早く気づいてやればよかったという思いと共に俺は、礼には及ばんと言葉を放つ。そしたら間を少し開けたので、何か間違えたかと顔色をうかがうと、太陽は俺に向けて天女のような微笑みを俺に向けた。
「…はい」
「!!」
目を細め、はにかむように微笑んだその笑顔は、本当に俺に向けられたものなのか疑いを持ってしまうほどだった。以前はどうしようもない輩だと思っていたが、今ではどうしようもないほどに……。
「……」
何だかつられてしまった。こんな微笑ましい気持ちになったのはいつ振りだろうか、兄妹が生まれた瞬間以来なのではないかと思う。
あぁ…いつまでもこの幸せが続けばいいのに。
そう何度も思うのだった。
NOside
背景に花が飛び交うように、二人の間に、二人だけの世界がいつの間にか結成された。
それを見つめる撮影スタッフはもはや空気も同然。いやはやこんな光景はできるだけ見たくはなかった。
スタッフ一同、心の中で
「…邪魔はしないでおこう」と、
一致した良心を心の中に秘めた。
カメラに収めた写真を見ていると、一つだけ互いが真剣にポーズを撮る中で唯一、二人が互いを見つめ合っていた写真があった。その写真はまるで、互いの心を認め合い、愛しているという気持ちが写真からも伝わった。
二人はスパイ界で最も最強で幸せな夫婦である。
コメント
18件
久しぶりのコメント!ほのぼの幸せ成分の過剰摂取で(*´艸`)グハッ
初コメです。フォロー失礼します。(*・ω・)*_ _)ペコリ めっちゃほのぼのしてて良かったです。
とても大好きでふ(´ཀ`」