新連載
『貴方の恋、応援します!』
薄汚れた床や壁はいつの間にか新品のような輝きを取り戻し、ふわふわとした雰囲気に包まれている。
埃は綺麗に取り除かれ、優雅でゆったりとした大きめのソファーが置かれている。
クッキーみたいな可愛らしい机には、コーラルピンクの薄いテーブルクロスが敷かれている。
ふんわりとしたクッションが何個か配置されており、リラックスできる空間が作られている。
薄目のまたまたコーラルピンクのカーテンを緩く開き、陽の光を気持ち良さそうに浴びている、彼女は…
???「んーっ!いい開店日和だわぁぁ!」
元気よく声を出す彼女を横目に、もう一人の女の子が落ち着いた声で話す。
???「開店日和とは…?はしゃぎすぎよw」
???「そういう??ちゃんだって喜んでるんでしょっ!ツンデレっ!(?)」
???「当たり前じゃないのっ!!」
何を話しても、緩く聞こえるような空間。そこに響く2人の少女の笑い声。
???「さぁて!仕上げちゃおう!」
そう言うと、少女たちは大きな板を持って、扉まで持ち運ぶ。
小さなすずと可愛らしいリボンが結んである板には、大きく堂々とこう書かれていた。
[ちゃあこの恋愛協力屋さん]
2人は待ち遠しくてたまらないのか、クスクスと笑いを浮かべる。
1人目は黄緑、黄、ピンクとグラデーションになったふんわりとした髪を緩く結び、きゅっとコーラルピンクのリボンでとめてある。
2人目はピンクと水色のグラデーションを2つの縦ロールにし、水色のリボンと鈴を飾ってある。さらに猫耳が生えている。
chk「オーナーはこのわたす!chkが勤めさせていただきまぁぁすー!!!」
kk「じゃあ私は助手よ」
chk「わたすの右腕kkちゃぁぁんっ!」
chk、kkと名乗る2人の少女は愉快に話しながら店の中に入っていく。
チリンチリンと小鳥のさえずりのように鈴が小さく鳴り響いた。
chk「さぁて今宵はどんなお客様ぁが来るのかな?いざ![ちゃあこの恋愛協力屋さん]開店でーす!」
コメント
8件
chkさんのテンション凄いな笑
chkさんの口調上手すぎワロス