テラーノベル
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「さあさあ!始まりました!VELVETLEADダンスショー!観客のみなさん、ペンライトの準備はいいですか?では、始まります!」
黒いニット帽を被った男性のMCは片手を大きく振りながらそう言った。
MCが終わると照明は消されステージ上が見えなくなる。
先程まで話し声が聞こえていた会場は静寂に包まれる。
デンッ、何度も聞いた、聞き慣れた音源が流れ出した。
その音源を聞いた観客は湧き始める。
『KAIー』
『SORAーー!』
『REN〜〜』
「RUIーーーーー!!!」
その声援に応えたかのように照明は明るくなり、メンバーの姿が見え始めた。
その姿を見た観客は声援をもっと送る。
ドンッドンッという重低音に合わせ、メンバーはそれぞれの得意なやり方で音ハメをする。
KAIはキャップに手を添え、下にヒットを入れ、
SORAは腕と足を使ってしなやかさを演出し、
RENは観客を挑発するようなポーズをとり、
RUIは胸のヒットで色気をアピールした。
観客が声を漏らそうとするが、三度の重低音がそれを静める。
一度目の重低音で腕を振り下ろし、二度目の重低音で頭を強く傾げる。
そして、三度目の重低音で横にスライドし、横一列だった構成が前に二人と後ろに二人が並んだ、V時の構成へと変わる。
『うぉぉぉ〜〜!』
その変化を見た観客はそう声援を送った。
声援が照明を操ったかのように白かった照明は赤いろへと変化する。
その赤色同様、メンバーの踊りも力強く変わっていく。
それぞれの色があるのに揃っている振り付け、それを見た観客は声援を上げ、ペンライトを振る。
メンバーたちは構成を変えないまま舞台ギリギリまで前へ来る。
RENとRUIがその場に座り、観客を煽る。
それに観客が夢中になっている間に後ろに行っていたKAIとSORAが前へ向かって走ってきた。
『KAIーーーーー!!!』
『SORAちゃーーーーん!』
二人は手で銃を作り、それを自分の頭に打つ。
その手を下に回し、頭をぐるりと回す。
SORAもKAIもあまりしない振りということでまたそれで会場は湧く。
それで場の空気が変わった途端、上手からRUIが出てくる。
観客がRUIに目を奪われている間にKAIは舞台からはけ、SORAとRUIのペアダンスが始まる。
二人の息があっているペアダンスを見た観客は息を飲み、静かにペンライトを振っている。
そこからSORAははけ、RUIとRENの力強く息のあったダンスが始まる。
『いぇーーーい!!!』
二人のダンスは観客を煽るようなもので、観客はそれに答え歓声を上げていく。
RUIは観客の目を奪ったままはけ、RENとKAIのダンスが始まった。
ブレイクダンスのパワームーブで場の空気を一瞬で変える。
『えーーーーい!』
『いいよぉー!!!』
SORAとKAIも舞台に戻り、メンバー全員が集合する。
メンバーは腰を落とし、SORAだけが立ち上がり、曲に合わせて観客を煽った。
『SORAーー!』
『ふぉぉー!』
観客が盛り上がった途端、照明が暗くなり、曲も静かになる。
そしてアイソレを使ったシンクロダンスが始まった。
曲の重低音に合わして照明がピカピカと光る。
時々へそのピンスポットが光るとメンバーの真剣な顔を伺える。
それを見た観客は無意識に声を漏らしていた。
『ふーーーーー!』
メンバーたちはそのまま後ろに下がる。
そして、歌詞に合わせた振り付けをしながら観客を盛り上げた。
『いいよぉーーー!』
『かっこいいいー!!!!』
『きゃあああああーーーーー!!』
SORAとRUIは舞台に残り、RENとKAIは暗闇へと消えていった。
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