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半人半魔の娘

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第6話 使い魔召喚。まさかの人召喚?!

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2023年04月01日

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僕は入間と一緒に動く約束をして校門で待とうと行ったらアリスがいた

『あれ,アリスじゃん』

アズ「イル…さん…?!」

『君も入間待ち?僕もなんだ

一緒に待と?勿論拒否権は無いよ』

アズ「わ,分かりました…!」

も〜,敬語じゃなくても良いっていつも言ってるのになぁ

あ,あそこにいるの入間じゃん

アズ「お早うございます入間様!!」

『お早う,入間』

入間「おっ,はよう…アスモデウス君…イル…」

アズ「どうぞ「アズ」とお呼びください!」

『どうしたの?緊張してる?』

アズ「あっお鞄お持ちします!」

「特待生だ

主席侍らせてるって本当だったんだ」

「すげー」

僕は侍らされて無いけどね〜

入間「とっとりあえず立とうか!

鞄は自分で持つよ!」

僕達は3人で講堂?に向かう

入間「使い魔召喚?」

人間だから知らないか

アズ「はい

悪魔学校(バビルス)の伝統行事です

召喚した使い魔の質で生徒の位階(ランク)を計ります

そしてその位階(ランク)を上げていくことが悪魔学校(バビルス)での成績に繋がるんです」

入間「へえ」

入間「(使い魔って…人間食べたりしないかなぁ…)」

『入間?帰って来て』

アズ「あちらですよー」

『ん〜』

僕は入間の手を引いてアリスについて行く

中々にざわざわしてて煩い

入間「きっ,緊張感あるね!」

アズ「これでクラスも分かれますし担当官も有名ですからね」

入間「担当官?」

突然ドン,と思い切り扉が開いた

あ,カルエゴさんだ

?「粛に

監督官の“ナベリウス・カルエゴ”である」

相変わらずお父様みたいな人

カルエゴ「この行事は常に私の担当だなぜか?

私が常に厳粛であるからだ

貴様等が使えない“ゴミ”か

はたまた多少は使える“ゴミ”かを判断する」

どっちでもゴミじゃ?

カルエゴ「例えば」

カルエゴさんは入間に近付いた

いや近っ!

カルエゴ「祖父の威光を借りて栄えある場で下品な呪文を唱え

あまつさえその日の内に乱闘騒ぎを起こすようなゴミがいたら即処分対象である」

うわー陰湿だ

カルエゴ「故に出来の悪い者は即刻退学処分とするのでそのつもりで」

「退…!?」

ザワッ,とする

カルエゴ「粛に」

取り出したのは可愛い説明セット

?カルエゴさんの趣味じゃないよねアレ

①羊皮紙に血で丸を描く

②魔法陣の中へ

③羊皮紙を中央の蝋燭にくべる…と

④煙が形を成し使い魔に!

全員が読み終わるや否やカルエゴさんは説明セットをバシーン!!とはたき倒した

カルエゴ「概要は異常だ」

やっぱり嫌いなんだね,あの可愛い説明セット

カルエゴ「羊皮紙は私の印が入ったものを使うように

不正があればすぐ分かるからな…」ジロ

カルエゴさんは入間を睨んだ

1人の悪魔が危険はないのかカルエゴさんに聴いた

カルエゴさん曰く,血が濃い契約なのでもし使い魔が主人に刃向かえば躾という名の処罰が下るそう

カルエゴ「心してかかるように並べ!

粛に!!」

入間は魔力は無いけど大丈夫なのかな?

アズ「敵意丸出しですね,あの男」

入間「うん…(よっぽど入学式の騒ぎが気に入らなかったんだなぁ…)」

アズ「ご命令とあらば特攻しますが!?」

入間「いやだめだめっ」

『落ち着いて,アリス』

カルエゴ「そこっ早く並べッ」

皆どんどん使い魔を召喚している

因みに僕は入間の前

入間「わーすっごいなぁ…」

アリスの番になり,大きな蛇を召喚した

綺麗で美しい蛇だ

アズ「入間様!」

入間「すっ凄いねアズ君!!」

『綺麗な使い魔だね

ゴルゴンスネークじゃん』

アズ「有難き御言葉!

しかし入間様がこれから召喚する魔獣に比べれば…」

入間「それはどうだろうか…」

む,僕は無視?

カルエゴ「(ゴルゴンスネーク…流石はアスモデウスの家系といったところか…

特待生に敗れたときいたがあの実力で…?

信じ難い…が,まぁすぐに分かる…奴がいか程の実力か_…)」

僕の番になり,使い魔を召喚する

出て来たのは赤い毛並みのネコ

なんだか既視感のあるネコ

もしかしてこのネコ…

するとネコは悪魔(ヒト)の姿になった

その人はよく知ってる人だった

『オペラさん?!』

オペラ「はい,オペラさんですよ」

まさかのここで初登場だね←

『まー,宜しくオペラさん』

入間を見るとびっくりしてた

あ,次入間の番だったよね

オペラさんは猫の姿になって僕の肩に乗る

そのまま僕は入間にどうぞ,と手招き?をする

入間「(うぅっ注目されてるなぁ……

というか…僕,魔力とかないんだけど…

使い魔とか出せるのかなぁ……

確か出来が悪いと退学って…退学!??

そうだよ!学校側から退学にして貰えば万々歳じゃないか!

この授業で僕が何も召喚できなければ…!!)」

めっちゃ笑顔…考えてる事が手に取るように分かるよ

チラッとカルエゴさんを見る

カルエゴ「(ヘラヘラしおってぇ

奴にそっくりだ!!

そう,喧しく・節度がなく・マイペース

私の三大嫌悪を凝縮したあの阿保理事長に!!!

今までどれだけ奴に振り回されてきたことか…ッ

きまぐれで給料を減らす!自作の説明セットを押しつける!

入学式の進行(プログラム)もめちゃくちゃにしおって…!!

だがこの行事の権限者は私…!

少しでもヘマをしたら即処分にしてやるわッ(八ツ当たり)

貴様の自慢の孫をな…ッ!!)」

あはは,本当にお父様みたいな悪魔だな〜

入間は羊皮紙に自分の血で丸を描き蝋燭にくべた

あれ,でも…召喚って…

悪魔が魔獣を使役する儀式,または…

…人間が悪魔を使役する儀式だよね

そして羊皮紙にはカルエゴさんの印

入間は人間…まさか!?

『待って入間…ッ!』

僕が声をかけたにはもう遅かった

周りが光った

入間「えッ」

カルエゴ「はッ!?」

ズズ…と魔法陣から何かが出て来る

入間「!!出たッこっ…

これが僕の__…使い魔_…」

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