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俺はずっと待っていた。月見からの返事を。でも、あいつは全然答えをくれなくて、心の中はずっとモヤモヤしていた。俺がしつこく声をかけても、軽くあしらわれるか、笑って「やめてよ」とか言われるだけ。それでも俺は諦めなかった。だって、月見のことが本気で好きなんだ。

今日は、なんだかいつもと違う感じがした。月見が俺を呼び止めた瞬間、胸の奥がギュッと締め付けられるような緊張感が走った。「神風、ちょっと話があるんだけど」


――ついに、返事が来る。


俺は思わず動きを止め、目の前の月見を見つめた。いつもの冷たさは少し和らいでいて、その顔がなんとなく優しく見えた。心の中でいろんな考えが巡っていたけど、俺はとにかく返事を聞くことに集中した。


「……私、神風のことが好き。だから、もちろん返事は……OKだよ。」


その瞬間、世界が一気に明るくなった気がした。今まで感じたことのない喜びが体の中を駆け巡り、言葉にできないほどの感情が押し寄せてきた。俺は一瞬、何が起こったか分からなくて、ただ月見の顔を見つめていた。


そして、その喜びが一気に爆発した。


「うおおおおお!やったぁぁぁあ!」


気づいたら俺は月見を抱きしめて、思い切り回っていた。周りのことなんて全然気にしてなかった。ただ、嬉しくて、体が勝手に動いていたんだ。


「ありがとう、月見!俺、絶対にお前を幸せにするからな!」


月見の顔は真っ赤だったけど、俺の腕の中で小さく頷いてくれた。その瞬間、俺の心の中にあった不安や焦りは全部吹き飛んで、ただただ幸せな気持ちで満たされた。やっと、やっと月見と一緒にいられる。



この日差しの中で、俺たちは新しい一歩を踏み出した。これからどんなことがあっても、俺は月見と一緒に歩いていくんだ。絶対に。


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