待ってたあの子

幼なじみ「貴方は知らないだろうね‬」

彼女はそう言って長い髪を揺らしながら走り去って行った

これが

最後の機会だった「          」

彼女は遠くの田舎へ引っ越して新しい生活が始まる

彼女にはもう二度と会わないだろう

ぼくは歩きながらそんなことを考えていた

「あきらめよう」

そう思って僕は家に帰った

それが後悔に繋がるとは知らずに

「                待ってたあの子                」