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#近未来
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第一節:灰囲ケイジン時代
1979年。東京江戸川区にて
灰囲ケイジン(当時3歳)はあまりにも手に負えず、両親から「まともじゃない、不完全な出来損ないだ」と言うレッテルを貼られたことでさらに傷つき、精神科病院へ連れて行かれた。
ケイジン「ここはどこ?」と。
計郎「君誰?」
ケイジン「ケイジン。君は?」
計郎「計郎。」
ケイジンは看護師たちに手術室へ無理矢理連れて行かれるのだった。
手術室にて
ケイジン「やめろ…!やめてくれ!!僕は悪くない…!!」と無理矢理連れてこられ、局所麻酔を打たれて手術をさせられるのだった。
ケイジン「お母さんとお父さんに合わせてくれ!!アアアアアア!!!!」と必死に叫ぶのだった。
時が経ち、1996年になった。
ケイジン(20歳)がベッドから起き上がった。
ケイジン「はっ..!何だ夢か…毎日毎日なぜ僕にこの夢を見させるつもりだ」と目を擦っていた。
ケイジンはPTSDを発症しており、SSRI(抗うつ薬)を食事前に服用して、キッチンにあるグラス用のコップを取り出し、水を汲んで一気に飲み干した。これがなければさらに彼の心を蝕んでいくように感じたからだ。
ケイジンはあるニュースを見た。
ニュースキャスター『ただいま、これまで旧優生保護法と言った優生思想を植え付ける法律名が新たに『母体保護法』へと変わりました。これまで不当に手術を受けさせられた方たちに対する賠償金をお支払いしたいと思いますので、もしそのようなお方がおりましたらこちらにお電話ください』と。
ケイジン「ふざけるな…ふざけるな、ふざけるな!!!!なんで今頃そうなるんだクソが!!!!俺のことを国家の恥呼ばわりしやがって!!!!この手で変えてやる!!!!」と怒りの感情をぶつけていた。
ちょうど1996年9月26日だった。
第二節:生まれ変わった完璧完全神
その後、ケイジンは強制不妊手術のトラウマ、就職氷河期世代のレッテルという二重の苦しみを抱えながらも死に物狂いでアルバイト、会社員、得意なギャンブル、投資等を掛け持ちしてありふれた金を手に入れた。
それから1年後の1997年、当時目につけていた港区の誰の目もつけない空の土地を購入。
その土地を完璧ヒルズと名付け、名前を灰囲ケイジンから完璧完全神と改名。
会社員のスーツ姿で完全神で登場。「
やっと手に入れた…俺が創業者…そうだ…あとは一人称を朕にするか…笑い方か…『オーッホッホッホッホ』にするか…完璧さをアピールできるな…ここの住人になるなら全員強制だな、この笑いは、オーッホッホッホッホ!!!!オーッホッホッホッホ!!」と野心が燃えるように笑っていた。
それから5年後の2001年になった。
25歳になった完全神は子どもができない身体にされてコンプレックスを抱えながらも赤ん坊ベッドや哺乳瓶、粉ミルク等を購入。子どもが欲しいという渇望があった。
そして乳児院に赴いた。乳児院には親の病気、経済的な事情で預かっている赤ん坊たちがいた。
そこで彼は1人の顔の美しい赤ん坊に目をつけた。
完全神「彼女を完璧全美(かんぺき・ぜんび)と名付けよう…彼女を頑張って完璧人間に育てよう…オーッホッホッホッホ!!この子はこの朕が育てましょう!」ということでその赤ん坊を手に入れて、育児をするのだった。
完全神の心の声「東京フリーク区なんて言う自分の内面と深く向き合う地区?泥臭くて人間臭いけど平和で誰しも生きやすい多様性の街?
日本で一番生きやすい区だと?しかもあのバーナムの子孫…あのペテン師の子孫?ふざけるな、そうやってフリークどもを見世物にしてるのかあの街は?!!」と全美を抱き抱えて高級な家に向かった。
自宅にて
全美が「オギャー!!」と叫ぶ中…
完全神が育児に奮闘すべく焦りながらも専用スプーンで粉ミルクを哺乳瓶の中に入れ、お湯を70度にして沸かした後、哺乳瓶に入れて溶かすのだった。
そして3回程上下に振って全美に飲ませた。
完全神「可愛い我が子…これからあなたは完璧になるのですよ…」と
それから13年後の2014年の4月完璧全美は13歳となり、身長は180cmも伸び、運動も勉強もできるナルシストな性格へと形成された。
全美「オーッホッホッホッホ、お父様!!
私はやっと下々(しもじも)の中学に行けますわね!!けど完璧ヒルズは何だか詰まらないですわ!!贅沢ばかりで何も刺激が生まれないし!そもそもなんで私たち血が繋がってないのですか?!!空気の読み方も強制ですし、さもなくばいじめに遭う!!」
完全神(38歳)の心の声「13歳じゃあまだ第二次反抗期の初期段階か…親に反抗しても仕方がないし反論できない…」
完全神「血がなぜ繋がっていないのかについては話せません…まだあなたは子どもですもの」
全美「充分大人でしょ?!!いつまでも子ども扱いしないで頂戴!!」とおへその下を押さえたり、ポキッと腰の音が鳴って地面にうずくまっていた。
完全神が急いでほうじ茶とナプキンを差し出した。
完全神「生理痛にも気を付けてくださいね、全美」と
全美「本当のことを話して頂戴っ!!どうしても知りたいの!!なんで私たち血が繋がってないのかをっ!!」
完全神「あなたにはまだ若過ぎる…ですから7年後の成人の頃に話しますのでね。さあ新宿第一中学校の入学式へ行きましょう。完璧アンドロイドさん」
完璧アンドロイド「何でしょう?」
完全神「全美を入学式へ行かせて下さい。仕事に取り掛かりたいのでね。」
完璧アンドロイド「承知いたしました。全美さん、行きましょう。」と
そして新宿区にある新宿第一中学校に辿り着いた。
イングランド系アメリカ人女性のヴィクトリア・ワシントン「オーッホッホッホッホ!!全美、会えて嬉しいわよ、私たちツインタワーはいないとダメね!!」
全美「オーッホッホッホッホ!!上手いこと言うじゃない、ヴィクトリア!!」
全美とヴィクトリア「そうよ。私たち180cmもある性格いいマドンナですもの!!」と。
そして入学式を終えて2人は学校では圧倒的な美貌からチヤホヤされるマドンナになるのだった。
コメント
1件
うわっ、重い…! でも引き込まれたわ。3歳で「出来損ない」ってレッテル貼られて、強制不妊手術って…国家に人生壊された完全神の怒りがひしひし伝わってきた。そこから這い上がって「完璧完全神」名乗る執念、すごい。オーッホッホッホ笑いで支配するスタイル、めちゃくちゃ強いのに根底に欠落がある感じがたまらん。全美との歪な親子関係もどうなるんだろ。続きめっちゃ気になる🔥