「ダイヤ!あたしのかわりにクレヨン、アルティメットに取り返してきて!」
『ー!』
そしてダイヤはカナタを目指して走り去っていった。
「まぁ、あのクレヨン、カナタのなんだけどね。」
「いつの間にかカナタもパパの日に描いたクレヨン落として忘れてるみたい。ま、ダイヤを待ちましょ!」
「あたし知ってるのよ。カナタがダイヤの似顔絵かいてたの」
ダイヤはずっとカナタを探して走っている
『…、、!ーーー!!』
『あ、あの声ってもしかしてダイヤ?』
「まさか追いかけてくるとはナ!」
『やっぱりダイヤにもバレちゃったか。くすくす』
『ヒナタ、ここにいると危ないから他のとこ逃げよ』「キャハハ!面白いことになってるナ!」
『…!』
『あ、ダイヤに見つかっちゃった。』
「バレちゃったカー」
ダイヤはカナタは向かって手を差し伸ばした。
『何?クレヨン返してって?』
『!』
『嫌だよ。ダイヤの驚く顔みてみないと返さないよ。』
『あ、口が滑っちゃった』
「キャハハ!ドンカンだナ!」
『ちょっと、ヒナタ。』
『…!』
『……〜?』
『”言っちゃったら驚かない”?やっぱり失敗しちゃったな』
「今回はカナタとヒナタの負けだゾ!」
『まぁいいや、ほら返すよ。アキのクレヨン』
『もうこれでいいでしょ?』
ダイヤに渡す時に紙きれが手のひらについていた。
『…?』
『え?そんな紙切れポケットに…』
『パパの日の似顔絵できたけど、やっぱりみんなまだ描いてるな、僕も誰か少し描こうかな。』
「ダイヤとかはどうダ?」
『まぁ、ヒナタがそういうなら』
『あっ!ちょっとその紙は…』
『…〜〜!!!』
『ぼ、僕のうまさに驚いたでしょ?』
『…〜』
『もしかしてダイヤ照れてるの?』
『…?!』
『驚いた顔じゃないけど、ダイヤもそんな顔するんだねーくすくす』
『そ、そう言ってる僕も…みられて恥ずかしいな。』
「どっちもお互い様、ダナ!」
終