あなたが好きだった
昔から、
出会った時から、ずっと。
でもあなたは違ったね。
あなたは、結婚したものね。
私がそれを憎らしく思っているのは
きっとあなたは気付いていたはずなのに。
私に招待状を送った。
幸せそうに笑って、
幸せそうに見つめ合って、
誓いのキスをして。
私なんて眼中にすらなかったみたいね。
1度だけ、私に誓ってくれた約束。
あなたは覚えていないでしょう。
そんなあなたと違って、
私はずっと
その約束を信じきっていたわ。
いつか、約束を果たしてくれるのだと。
それに
相手の人がとても
憎くて
疎ましくて
妬ましくて。
いや、本当は羨ましかったのかもね。
ずっと願っていたことを
貴方に取られてしまったのだから。
私といた時よりも
ずっとずっと幸せそうに見えたあなたは。
きっとこれ以上ないくらいに
幸せだったでしょう。
そんなあなたを見ていたら。
貴方の幸せを願わずにはいられなかったわ。
こんな私でごめんなさいね。
私はいつまでも、
貴方の幸せを願っているから。
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