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srhb
むらさきのことあかいこが出てきます。
ご本人様とは関係ありません。
「ん…」
朝目が覚める。
なんか寒いなぁと思いながらも起き上がる。
ベッドから出ようとすると後ろにいるセラおに抱きしめられた。
「んん…?ひばりぃ?」
「どしたぁ?」
「もう出ちゃうのぉ?」
ぎゅうぎゅうと抱き着いてくる彼はもう少し寝ていたいみたいだった。
「出ようかなぁって。」
「寝てよぅよ…寒い…。」
セラおの言葉に揺れ動く。
確かに今日は休みだし、もう少し寝てても…。
「わぅ‼‼‼」
「あぇ~~?」
どたどたと足音がしたかと思うと、むらさきのことあかいこが入ってきた。
「ん?どしたん??」
「きゃん!きゃぅう‼わぅ‼」
尻尾を振りながらついてきて、とアピールする。
「ひばりぃ~…」
セラおには申し訳ないが、むらさきのこについていった。
「わ、すっげ。」
カーテンを開けると目の前に広がる雪景色。
道理で寒いわけだ。
むらさきのこは、初めての雪に興奮しているのか今にも飛び出していきそうだ。
「ちょいちょいちょい…。」
それをどうにか抑えながら寝室に戻る。
セラおが見るからに不機嫌そうな顔をしていた。
「せらおぉ?」
「雲雀が俺を置いてった。」
「ごめんなぁ。外雪降っとるん。」
「え?」
「あぇえ~~~」
「きゃん!」
あかいことむらさきのこがわちゃわちゃ取っ組み合う。
セラおが寝室のカーテンを開け驚いたように目を丸くした。
「ほんとだ。」
「やろ?むらさきのこがずっと外行きたいってアピールしてくるんよ。」
「わぅ!」
「ほんとだ。」
セラおも見つめてキラキラと目を輝かせるむらさきのこ。
あかいこは雪にあまり興味はなさそうだ。
「な、せらお外いかん?」
「ん~?いいよぅ。」
目もすっかり覚めたようで、セラおが起き上がる。
ちゅ、と触れるだけのキスをし、着替えを始める。
セーターとかなるべくあったかい服選んで…。
鏡を見て、残った印に顔が赤くなる。
「大丈夫?」
「え?」
「腰痛くない?」
「お、おん…。」
普通に心配されて恥ずかしくなる。
ちらりとセラおを見ると、彼のセラおにも俺が残したひっかき傷が残っていて昨日を思い出してしまう。
「ほら、雲雀。外行くんでしょ?」
「うぅ…。」
「それとも、今日もする?」
甘いお誘い。
でも、
「きゃん!」
むらさきのこの声が聞こえて我に返る。
「外行く。」
「ん。わかった。」
額にキスを落とされ、セラおは玄関へ向かう。
「すげぇ。」
思ったより積もっていて驚く。
道路の雪は解けているが、木の上には結構積もっていた。
「わぅ‼きゃんきゃん‼‼」
「あ、ちょ、ま‼」
むらさきのこは案の定飛び出していき、雪の上に小さな足跡を残していく。
「あぇ~~~」
あかいこは寒いのか、俺にだっこをせがんでくる。
「はいよっと、」
持ち上げて感じる重さに足が震える。
重くなったな、こいつ…。
「ひばりひばり、俺も遊んできていい?」
「ええよ~」
セラおもうずうずしていて、むらさきのこと一緒に遊びに行く。
楽しそうだなぁ。
そういやそんな歌あったな。
なんやっけ?
「い~ぬは喜び庭駆け回り…♪ね~こはこたつで丸くなる♪」
「あえ~」
その曲みたいにむらさきのこは駆け回り、あかいこは俺の腕の中で丸くなる。
かわいいなぁ。
こんな幸せな時間がずっと続けばいい。
「雲雀も遊ぼ!」
「おう!」
あかいこもあきらめたのか降りてくれる。
せらおとむらさきのこがいるところに向かう。
寒いけど、楽しい時間だった。
―――――後日、風邪を引いた雲雀がいたとかいないとか…。