この作品はいかがでしたか?
662
この作品はいかがでしたか?
662
赤「はぁ…あったかい…」
あの後なんとかないくんを叩き起こすことに成功した。
先に風呂に入れれば寝かせられたのだが、ホテル側に頼んで服を用意してくれるらしいので先に風呂を使わせてもらってる。
赤(まぁ制服じゃ昼間出歩けないからなぁ…)
ないくんはよく分からない大きめのパーカーにズボンだったが俺は制服だった。
制服で昼間出歩けば補導の確率がぐんと上がる。だからこその配慮だろう。
桃「俺が独断と偏見で用意しとくねっ♪」
なんて言ってたけど、大丈夫だろうか。
コンコン(🚪)
桃「りうらー?取り敢えずパジャマ置いとくねぇ」
赤「あ、うん! ありがとー」
風呂の扉越しにそう言われ、そろそろ上がろうかとバスタブから出る。
ガラッ(🚪)
赤「あ、良かった普通のパジャマだ」
赤「お風呂上がったよ〜」
桃「分かったぁ〜」
赤「ちゃんと風呂入ってよね」
桃「信用ないなぁ笑」
そういいながらバスルームに歩き出したないくん。ふと、足を止めた。
桃「…ね、りうら」
赤「なに?」
桃「絶対、俺が風呂入ってる時にバスルームあけないでね。絶対だよ」
赤「え、?うん…分かった」
桃「ありがと!よし風呂だ風呂だぁー!」
雰囲気が少し変わったような気がして戸惑いながら答えると元に戻り、とたとたと風呂に走って行った。
赤「…」
桃「ふぃ〜…いい湯だったぁ」
赤「あ、おかえり…って、ないくん…」
赤「髪くらい乾かしてきてよ」
桃「えー?俺ドライヤー嫌いなんだもん」
赤「いいから、乾かして(圧)」
桃「あ…はーい…」
またとたとたとバスルームに戻っていく。
ほんとに、こいつ絶対俺より歳下だろ…
桃「乾かした!ほら触ってみて!」
赤「んー…、まぁ合格」(髪撫)
桃「えへへ、やった〜」
赤「…子供じゃん」
赤「ほら、明日の朝ご飯早い時間だからもう寝るよ」
桃「ん、はーい」
桃「ねえ、ほんとに同じベッドで寝ていいの?」
桃「俺向こうの敷布団でもいいよ?りうら嫌じゃないの?」
赤「いいってば。ほら、寝ろ寝ろ」
規則的なリズムでないくんのお腹をぽんぽんしてあげる。
違う所で寝てもいいけれど、それでないくんが1人で泣いてしまうのは嫌だから。俺が傍にいてあげたい。
もし泣いても抱きしめてあげられるように。
桃「…おやすみ、りうら」
赤「おやすみ」
いい夢見てね。
コメント
7件
桃さん歳下ってことにしましょう! そっちのほうが美味い(((
流石に桃さん年下じゃん…🙄 中編ってことは後編がありますね楽しみ!!!🥹
風呂覗くなって桃くん言ってたから体になんかの傷跡とかがあるのかな?? てかどんどん赤くんが彼氏っぽくなってていいですな~ 口角が下がらない🙄