『隣のイケメンが鬱陶しくて困ってます』
⬇Introduction⬇
自覚なし独占 攻
朝霧 光
2年 人気者
×
強がりポンコツ 受
月城 凪沙
2年 無口
⬇Attention⬇
一次創作 / BL
R15くらい
Prolog
最悪だと思った
よりにもよって
隣の席が 朝霧 光
クラスの中心でいつも笑ってる
無駄に爽やかな人気者
こっちはただ静かに過ごしたいだけなのに
「月城よろしくなー 隣だし仲良くしよ」
馴れ馴れしく話しかけてくる声
「……はあ」
無視して窓の外を見る
すると
机すれすれまで身を乗り出して
「ねえ 目合ってたでしょ?」
距離が近い
「近いんだけど」
思わず睨むと
「え、ごめんごめん顔こわ」笑
あっさり笑う朝霧が信じられない
こっちは全力で追い払ってるのに
-昼休み-
消しゴムが落ちてしまった
拾おうとしたら
先に朝霧の手が伸びてくる
「はいこれ」
「……拾わなくていいから 」
ぶっきらぼうに言うと
「なんで?困ってたでしょ」
困ってない
そもそも助けられるのがめんどくさい
それなのに
朝霧は何も気にせず隣に座る
「月城さ 無口だけどさ 話すと結構きついよね」
「……放っといて」
ほんとは
距離詰められるほど
どうしていいかわからなくなるだけなのに
ウザくて
鬱陶しくて
それと同時に
──目を離せなくなるのが
いちばん気に食わない
Finish__







