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存在意義

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存在意義

2 - 第2話

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2024年11月03日

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目黒は安心した。渡辺が酷い目に遭ってなくて。

ただ、機嫌は悪いし、やっぱり後ろから声を掛けると怒る。



目黒ーいいじゃん。もう怒んなくて。

渡辺ーばか、あれから会ったんだよ。で、言われた。

目黒ーなんて?

渡辺ーあぁ、君はあのグループかぃ?君なんかいたかなぁ。だと。

目黒ー無視すればいいじゃん。

渡辺ーグループは知っているのに俺は知らないんだぞ? 俺って何?



あっさり知らないと言われたら、落ち込んだ。

そんなに目立つ方じゃないから、仕方ないけど、一応メインボーカルなのに、知らないなんて。



目黒が聞いて来た。

あの人は城崎専務の下で働き専務と同じく渡辺を嫌っている。

嫌がらせだ。

また渡辺が辛い思いをしなくていいように目黒が、「次に何かしたら社長に言う」と言ってきた。



渡辺ーばか、事務所の偉い人にそんなこと言ったらだめ。

目黒ーいい。翔太くんをいじめて楽しむ人たちは許さないから。

渡辺ーお前まで、嫌なことされたらどうする?

目黒ーだから、社長に言う。



渡辺は、そっと目黒の腕の中に入ってきた。

抱きしめられて、涙を流す。

辛い思いをするのは渡辺だけでいいと思っている。

目黒にまで嫌な思いをさせたくない。



渡辺ーお前は何もするな。

目黒ー翔太くんだけ辛い思いするの違うから。

渡辺ーでも・・。

目黒ーだめ、一緒に闘うんでしょ?

渡辺ー・・お婆ちゃんと約束した。

目黒ーそう、だから、何があっても俺にちゃんと言って。

渡辺ー一緒に闘ってくれる?

目黒ー何かあった?

渡辺ー専務と一緒、お前いらないって。

目黒ー全く〜!

渡辺ー俺の存在意義は?

目黒ーメインボーカルだよ?いなきゃだめに決まってる。

渡辺ーんっ・・んっ・・。

目黒ー辛かったね、気付くの遅くてごめんね。



練習日。



目黒は皆んなに話した。

怒る者がほとんど、後呆れてる。

ラウールが渡辺を抱きしめる。

小さな渡辺はすっぽりラウールの腕の中。「大丈夫、大丈夫」と言っている。

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