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どうも皆さんこんにちはあいです!
今回は、芥川がその後何があったかと任務の話です!
⚠️注意⚠️
・太敦要素多分あります
・太宰さんがいつも通り芥川に酷いです
任務の連絡が入る少し前_。
太宰の部屋にて
「芥川くん。少し良いかい?というか今すぐ来て欲しいのだけど」
「太宰さん。何の御用でしょうか」
部屋に、平手打ちの音が響き渡る。
太宰さんは相当怒っているようだ、と芥川も少し身構えるようにして叩かれた所を手で押えた。
「何の御用でしょうか、じゃないよ。芥川くんが何したか分かってんの?」
「いえ、僕は何も…」
「はぁ…これだから君は無能なんだよ。」
少し間を空けて、太宰は呆れる声で言った
「最近来た新人くんは君よりも余っ程可愛げがある。其れに仕事もできる。」
芥川は唇を噛む様にして聞いていた。
そうすることしか芥川にはできなかったのだ。
「それに、君がずっと敦くんを睨み付けているせいで怖がっているだろう?そんなことも分からないのかい?」
真っ黒い、敦と話す時とは違う目が此方を見る。其れにより、芥川は敦へと余計に黒い感情が生まれたことに、太宰は多分気付いていない。
太宰は不貞腐れている芥川にイラついたのか、顔面を殴った。打撃によって芥川は床へ倒れてしまう。
「チッ…もういいや。下がって 」
「ッ、……承知。」
芥川は静かに部屋を出ていった。
数時間後、首領の部屋にて
「其れでは太宰くん、中也くん、敦くん。今回の任務に向かって貰おう。 」
「えー、どこ行かされるんだい、遠い所はいやだなぁ」
「おいお前首領に文句言うんじゃねぇ!」
「文句じゃないよ。ただ要望を言っているだけだろう?」
「まぁまぁ、2人とも落ち着いて下さい。首領が待ってますよ。」
「まぁ、敦くんが言うなら…」
「チッ、面倒臭せぇやつだな」
「…それじゃあ今から説明するね」
「今回は、”孤児院”に行ってもらう。」
「孤児院の先生の中に、ポートマフィアへちょっかいを掛けた人がいるらしくてねぇ。それの生きたままの確保をお願いしたいんだけど、君たちは先生っていう設定で潜入して来て貰おうかなぁと思っているんだよ」
ひゅ、と喉の音が鳴るのが自分でも聞こえた。
孤児院、確かに僕は滅茶苦茶気にしているとかそういう訳では無いが、トラウマはどうしても忘れられない。
あの時の、院長先生を殺してしまった時の顔も、体温も、声も忘れられない。
殺さなかった今回でも、まだ鮮明に思い出せてしまう。
「ちょっと森さん。敦くんの前で孤児院の名前出すのはあまり良くないと思うんだけど」
「俺も…太宰と同意見なのは癪ですが、その話は一理あるかと、」
「あぁ、済まないね。でもこれも任務だし、折角の克服のチャンスじゃないかい?」
「弱点があることは悪いことじゃないけど、もし敵にそれを知られて妨害されたらどうするんだい?だったら、対策されそうな弱点は減らすべきだと思ったのだよ」
「はぁ、これだからロリコンおじさんは…」
「…ん?何か言ったかね。太宰くん」
「言ってますん」
「……どっちなんだいそれは、」
そんな無駄話をしている間、敦は口を開いた。
「あのっ、ぼく、」
ぐるぐると頭の中がぐちゃぐちゃになっている中、敦は、無理矢理にでも喋った。
「僕、頑張るので、大丈夫です」
精一杯の言葉だった。
「そうかい。敦くんが頑張るって言うなら良いよ」
「克服できるといいねぇ。」
そうして森先生は笑みを浮かべていた。この後の展開の予想でもしているのだろう。
あまり、この世界の森先生は好きでは無い。
何だか、似ているけど別人の様だ。
あまり良いとは思えない、裏がありそうな笑み
それが全てを物語っている。
「(この世界の森先生は、危ないと思ってしまう。少し警戒していよう)」
あまり信用できない森を置いて、太宰、中也、敦は任務へと向かった。
今回はこれで終わりです!
いかがでしょうか?
次回は「孤児院と白い死神」編です!
結構長くなると思うので、お楽しみに!
それでは
おつあい!