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文豪ストレイドッグス夢小説
⚠︎︎原作無視
⚠︎︎恋愛要素あり
⚠︎︎オリキャラ名前あり
平気な方のみスクロール
設定▶︎
主人公:橘 澪 (タチバナ ミオ)
異能力:幻灯録
(触れた場所に残る“過去の映像“を見ることが出来る )
武装探偵社社員
冷静で穏やか、でもちょっと抜けてるとこがあって、先輩たちからも愛される存在。
…そんな彼女に、江戸川乱歩は、ひそか に想いを寄せている。
乱歩「みおちゃん、今日のおやつはたい焼き買ってきてね〜。あ、つぶあんじゃなきゃダメだから〜」
澪「はいはい(笑) 乱歩さん…でも昨日の分、まだ机に置きっぱなしでしたよ?」
乱歩「えっ、まじ?じゃあ今日のも机に保存しといて。たい焼き博物館つくるから」
澪「…腐りますよ?」
そんな会話が、探偵社の日常。
澪はいつも通り優しく笑って、乱歩にお茶を出してくれる。
けれど彼女は知らない。
その手が近づくたび、乱歩が少しだけ息を止めてることを。
彼女の声に、鼓動が速くなることをーーー
社長や与謝野先生は気づいている。
谷崎も国木田も、敦ですらなんとなく察している。
乱歩が澪のことを「特別に好き」だってことを。
だけど当の本人――澪だけが、まったく気づいていない。
ある日。依頼帰り、夜の横浜を歩いていた二人。
澪「乱歩さんって、なんで私にだけよく絡んでくるんですか?」
乱歩「……え、そう?」
澪「そうですよ。他の人にはたい焼き頼まないでしょ?あとお昼寝も私の椅子でしてるし」
乱歩「…あ〜それはほら、みおちゃんって居心地いいから〜?」
澪「え、なんですかそれ、クッションか何かですか?私」
乱歩「クッションじゃなくて……うーん……落ち着くんだよ、みおちゃんのそばって」
ふわっと風が吹いた。
街灯の下、ふたりの影が並ぶ。
澪は首をかしげたまま、素直に微笑んだ。
澪「ありがとうございます。…それなら、これからもそばにいていいですよね?」
その言葉に、乱歩の心臓がとんでもなく暴れたのは、言うまでもない。
乱歩「うん……それでいいよ。ずっと、そばにいてね」
…でも。本当は。
ただ“そばにいる”だけじゃなくて――もっと近づきたい。
でも江戸川乱歩は、天才であるがゆえに知っていた。
この空気のままが、きっと“今“の彼女にとって一番心地いい距離。
だから。
乱歩「みおちゃんは、鈍感すぎるよ〜。でも、そんなとこも含めて好きだけどね〜」
と、今日も明るく笑ってみせる。
もちろんその「好き」に、彼女は今日も気づかない。
そして今日も、恋は
少しだけ前に進んでいく―――