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'' 普通 '' の 天 使

'' 普通 '' の 天 使

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2024年03月17日

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ある日天使が目の前に現れて


「貴方は普通に生きていますか?」


と聞いてきたら貴方は何と答えますか?


普通に平凡に過ごしていますという人も居れば


私なんか 普通じゃありませんと言う人も居るでしょう


私はこの問いに答えられなかった



ある日 目の前に白い羽を背中につけて、天使の輪を手に持った天使が現れた。

私は「天使の輪は普通、頭にあるものでしょ?」と尋ねた。


「なんで君はこれが天使の輪だと思ったの?」


天使が持っている輪っかで天使の輪じゃない訳…と思い言い返そうとした時、


「なんで僕が天使だと分かったの?」


白い服を着て羽が生えていて輪っかがある、天使以外に何がある。


「天使の皮を被った悪魔かも、天使じゃなくて人間かもよ?」


何を言っているんだろうか。ネットで調べたら1発で出てくるザ・天使じゃないか。


「普通に考えて天使じゃない、」


「普通に考え … ?」


そこで途切れた、目が覚めた、悪い夢だ よくある夢落ちってやつ。


さ 、 学校に行こう


制服 、いや …

ジャージに着替えて下に降りる


「またジャージ?普通に制服着なさいよ、」


呆れた様子で言ってくる母。


知らないよそんなの、勝手じゃん、


心の呟きは当たり前に聞こえない。


無視してパンを口に突っ込み家を出る


髪は… 結ばなくていいや、そもそも自分に長い髪があるのを信じたくない。


学校についても普通におはようと言うだけ。立って、礼して、座って、これだけ。


普通の朝、変な夢のせいで寝た気がしてない。授業中だけど寝てしまった。

皆は普通に授業をしているのに寝た。



またあの天使。今度は天使の輪が欠けている、なにも喋らない。何故か、本を渡された。


題名が無い。表紙も白く裏表紙も同じ


中身は 少し書いてある、日記だろうか


「続き書けって?」


天使はにこっと笑って姿を消した。


「何だこの本…」


先生の声。寝てるのバレたかな。


「読書が好きなのは良いが授業中はしまえ。」


間一髪。頷き、返事をする。


特に何も考えず授業が終わりや学校が終わり帰ってきた。


さっきの日記でも見てみようか。

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