ゆあです。
2話目になります、!
言い忘れていたのですが、この話は先天性女体化です。
苦手な方はここで閉じてください。
それではどうぞ。
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《中也目線》
恋人の苦しむ姿を見たいなんて、我ながら趣味が悪いと思う。
でも、恋人の一番美しい表情を見ていたいと思うのは普通では無いのだろうか。
まァ、アタシが普通を語るのも馬鹿げた話だとは思うけど。
「ねェ、中也…」
「なぁに?」
「人はね、死ぬほど愛したって死にはしないんだよ。」
「うん、だからアタシも、太宰を死ぬほど愛してもずっと一緒にいられるよ。」
「嘘」
「本当だよ」
「嘘、!!!」
太宰はそう言ってさらに泣き始めた。
「本当だよ?なんでそんな事言うの、?アタシの事、信じてないの、?」
「ッそれは違う、!けど、もし中也が私を嫌いになったら、他の人を死ぬほど愛してしまったら、!」
「、、、、、そうしたらずっと一緒じゃ無くなるでしょ、?」
「アタシは太宰を嫌いになったりしないし、太宰以外愛したりもしないよ、?」
「そんなの断言できないでしょ、!?そんなことになるくらいなら、今の、愛し合ってる状態で中也と一緒に眠りたい。」
「ねぇ、私と一緒に死んで、、中也、。お願い、、。 」
嗚呼、この人はなんて美しいんだろう。綺麗で、儚くて、危うい。
アタシは少し考えて、
「いいよ、、、、一緒に逝こう、。 」
と言った。
太宰は一瞬驚いた顔をして、その後に安堵の表情を浮かべた。
「ありがとう、中也」
ザバーン ザパーン
「わぁ、!」
目の前に広がる海は、月明かりに照らされて美しく輝いていた。
(太宰みたい、、)
「…アタシ、海なんて初めて来たかも。」
「そうなの?じゃあ私が中也の初めての相手だね。」
それを聞いた途端(トタン)ぶぁぁあっと顔が熱くなった。
「変な言い方、しないでよ、、」
「ふふ、中也お顔が真っ赤。可愛いね。」
「太宰だって、寒さでかもしれないけど赤くなってるよ。」
太宰はくすりと微笑んだ後、
「じゃあ、いこうか。」
と言った。
「、うん」
怖い、本当は凄く怖い、。けど、綺麗な関係のまま、大好きな人と美しく死ねると思うと嬉しくもあった。
「私ね、中也と出会えて、こうして一緒に逝けることがすっごく幸せ。 」
「アタシもだよ、」
「でも、、太宰、怖いよ、、怖い」
「大丈夫だよ。私もいるから。」
太宰のその言葉には驚くほどの安心感があった。
「うん、ありがとう。手、離さないでね、?」
「もちろん」
「太宰、愛してる」
「私も愛してる。これまでも、これからも、ずっと__。」
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終わりです、!誤字脱字があったらごめんなさい💦
今回の話は心中オチでした…
この話を書き始める時からオチは決めていたのですが、いざ書くとなると心が痛かったです、、
でも!本当に個人的な話になりますがこのストーリーでは言葉選びや感情表現が上手く書けたと思っております、!!
女体化は地雷な方も多いかと思うのですが、ここまで見てくださった皆様。本当にありがとうございました、!
ではまた次のストーリーで。
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