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ぶくしつです!
すごい好きです……。 ブクマ失礼します!
ブクマ失礼します🙌
桃赤
エンドロールが終わるまで。
桃side
「俺、好きな人できたの……」
「だからさ、もうこの関係今日で終わりにしよ。」
突然の事だった。
赤とはセフレの関係。
お互い、好きにならないという条件から始まった体の関係。
俺は、その条件を破ってしまっていた。
赤を本気で好きになってしまった。
そんな赤が今日そんなことを言い出し、俺は頭の整理が追いつかなかった。
「……そッ……か、」
「じゃあ、ッ……最後に…ヤろうよ、」
俺は赤の反応を見るよりも先に赤のことを押し倒した。
「ッ……最後…だからねッ?」
俺は赤の首元にキスをし、赤のあれを弄った。
聞こえるのは、俺のリップ音と赤の喘ぎ声だけ。
この可愛い声を聞くのも、可愛い姿を見るのも最後なのかと思うと、胸が締め付けられるように痛い。
俺はいつも以上に激しくした。
「……もッ……も…くッ…!//」
「はげしッ…いッ…からッ……//」
赤にどんなことを思われようと、
どんなことを言われようと、
俺は自分を抑えられなかった。
軋むベッドの音と、お互いの肌が触れ合う音。
赤の喘ぎ声と、俺の我慢するが溢れ出る声。
いろんな音が聞こえてきて、俺は興奮を抑えられなかった。
「……ッ//」
「赤ッ……出してもッ…いいッ?」
「いいッ…よ、ッ//」
俺は勢いよく赤の中に出した。
赤は乱れている息を必死に整えていた。
俺も息を整えながら赤の背中をさする。
「……大丈夫か、?」
「ごめんッ……激しくしすぎた……」
赤は俺の方をむくと、頬をほんのり赤くして
「……ほんと…だよッ…」
その姿に俺は我慢できなくて、
ぎゅっと赤を抱きしめた。
「桃くんッ……痛い、」
なんて言われたが、俺は抱きしめ続けた。
赤も、そんな俺を見て背中に手をまわしてくれた。
沈黙の間が続く。
ただお互いが、抱きしめあっている状態で。
俺は、ただこの沈黙の時間が続けばいいのにと思った。
「……最後にさッ…映画観ない?」
先に長い沈黙を破ったのは赤だった。
「……いいよ、」
そこからリビングに移動してテレビをつけ、DVDをセットする。
「……赤、ここ座って。」
俺はソファーに座って、自分の太ももを叩いた。
赤は迷いながらも、最終的には俺の上にきてくれた。
「……桃くんさ…」
「もしかして、俺の事ッ…」
それから、赤は無言になった。
「……いや、やっぱなんでもないッ」
「俺、赤のこと好き。」
「結構前から。」
「約束破ってッ…ごめん」
赤は俯いてしまった。
「………もういいから…さ」
「…映画観よッ?」
そう言ってくれる赤が全然気にしてないようには見えなくて。
これでいいのか戸惑いながらも、映画を観た。
映画は、感動の恋愛系だった。
涙脆い赤だから、泣くんじゃないかと心配していたが、
最終になってくると、やっぱり涙が止まらなくなっていて、俺は手で赤の涙を拭いた。
「……大丈夫?」
耳元で囁いた。
赤はそっと頷いた。
エンディングの曲が流れ始め、
赤との関係がもう終わったのだと悟った。
「……エンドロールが終わるまで…ね。」
赤は俺の目を見て呟いた。
俺は唾を飲み、赤の頬に手を添え、キスをした。
最初はただ触れるだけのキス。
そして舌を入れた。
声を抑えようと我慢しながら必死に合わせようと俺の舌についてきている赤がどうしようもなく可愛くて。
ソファーに赤を押し倒した。
それと同時にエンドロールが終わった。
赤はキスをやめ、俺を見つめる。
「……もうッ…終わり。」
「………今まで…ありがとね。」
ニコッと笑う赤。
俺はお構い無しに赤にもう一度激しいキスをした。
「……もッ……も…くッ……!」
抵抗する赤。
俺はそれよりも強い力で抵抗する。
赤の両手首を片手で掴み、
もう一方の手でパンツを下ろした。
「……ちょッ…ダメッ…!」
これは
「……大好き…なんだもん」
好きになりすぎた、俺の話。
end
この間のRで調子に乗りすぎました。
Rムズすぎます!
頑張って書いたので、いいねお願いします……
最後までご覧いただきありがとうございました!