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こうなることはわかってた_
それでも耐えられなかった。
前より、疲れが増えた気がする。アルカも連れていて、行けるところも限られて。アルカには申し分ないが、癒しも少なくなった。
今アイツは、ゴンは、何してるんだろう、どんな旅をしてるんだろう、誰と出会ったのだろう。そんなことばかり考えてしまう。
こうなることは分かってた。その事を重々承知した上で別々の道を選んだ。1人悩みを抱えて、一人、涙を流してしまうこともあった。その度にアルカに慰められたけど、なにか物足りなかった。
俺は、これからどうしたらいいんだろう。
ある日そんなことを考えた。
アルカを連れて戦闘?無理だ。これ以上大切なものを失いたくない。
ゴンに会う?出来ない。せっかく別れたのに、あってどんな顔をすればいいかすら分からない。
かと言って、どうすることも出来ないのでこのままだらだらとあるかと旅をしておく。
ある日、ゴンに連絡してみた。
元気か、とだけ伝えてみた。
思ったよりも返信が来るのは早かった。前と同じ、余り変わらない返信に少しウルっとした。
ゴ「元気だよ!!ジンと一緒に旅してる!そっちは?」
キ「元気だぜ!!」
とだけ返信した。
今度会えるか…と言いたいところだが、少し考えることにした。
このまま会っていいのか…会ったとて、どんな顔をすればいいのか。ずっと悩んでいた。
そんな時、ゴンから連絡が来た。
ゴ「今やることが決まってないんだ!今度会えない?」
びっくりした。ゴンがそんなことを聞いてくるとは思っていなかったのだ。アルカに一応許可を取り、ゴンと今度、会うことにした。
そんなだったらいいな。という妄想をくりひろげ、今日もまた、1人枕を濡らす。