各国に覚醒というのはあるが、どんな風になるかは国によって違う。
魔法使いは魔力量が増加したり、使える属性が増えたりする
だか例外はある。
エルフなんて、人それぞれ。
ルアットは瞳の色が変わった。
そう、ルアットは
ルアットは瞳の色によって魔法が使える。
つまり全属性だ。
ルアットは珍しい髪をもち、外見だって美しい
ついでに強い。すべてが完璧な”彼女”のせいで
ナタルトは放置され、覚醒する前に殺された。
ルアットはそれを機に覚醒するのだが、
明らかにおかしい。
—–ガチャッ—–
メイドが来た。
ナタルト専用メイド「お嬢様。お風呂のお時間です。」
……ナタルト専用のメイドだけ、ナタルトに優しい。まぁあくまで”比べたら”の話だが
ナタルト「ありがとう。」
メイドの名はスア。平民だ
貴族のメイドをナタルトに付けるのが惜しかったんだろう。
貴族のメイドはナタルト以外に付いている。
スア「……」
—–ガチャ—–
はやり無言で去っていった。
—–ドバドバ—–
私は自分で風呂の水を入れた。
この仕打ちを日記に残そう。
—–カキカキ—–
書き終えた。さぁ、風呂に入るとしますか。
ドレスを脱いで私は驚愕した。
ナタルト〈信じられない…まさかこんなんになっていたとは…〉
—–ポチャッ—–
ナタルト「ッッ ?!」
風呂の水が明らかに冷たい。
おかしい。お湯と書いてあった方を入れたのに。
—–キーッ—–
蛇口を回してみた。
ナタルト「やっぱりね。」
どちらも冷水しか出てこなかった。
ナタルト「はぁ。全く…」
ナタルト「入れるだけマシらしいわね」
いくら蛇口を回しても水は出てこなくなった。
仕方ない。浸かる事は出来ないけれど、
タオルを使って拭くくらいならできる。
私は冷たいのが好きだからこのくらいなら全然いける
—–スー—–
濡れたタオルで体を拭く。
少し冷たいけど、まだいける
さてと、ご飯はっと…
ナタルト「これはこれは…困ったものね。」
正直期待してなかった。無いかもと思っていたけど、これは…
ナタルト「カビが生えて食べれないパンに、腐った水。それから…これは、皮 ?」
とてもじゃないけど食べられない
仕方ない、今日はそのまま寝よう。
—–カキカキ—–
ナタルト「記録ができるノートがあって良かったわ。」
ナタルト「さ、今晩はもう寝ましょ」
-——————–終わり—————————-
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