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コメント
1件
500♡ありがとうございます!
設定は前の通りです🙌
総受け愛され要素があるので地雷さんはご注意
【甲斐田side】
僕の名前は甲斐田晴。ごく普通の高校2年生。僕には推しがいる。それは…
テレビ「今日は国民的アイドル!FK2のみなさんにお越しいただきました〜!!」
加「こんにちは!FK2リーダーの加賀美ハヤトです!よろしくお願いします!」
剣「FK2所属の剣持刀也です。よろしくお願いします」
不「はい!FK2所属の不破湊です!よろしくお願いしまーす!」
FK2という今超絶人気のアイドルグループだ
甲「僕は箱推しだからね〜!」
そう。僕は箱推しなのだ。だから部屋にはFK2のメンバー全員のグッズをたくさん揃えている。ライブにも何回も行っている。それくらいファンであり、FK2のオタクであるのだ。
甲「FK2の新アルバム発売まだかな〜!めっちゃ楽しみなんだけど!」
FK2は圧倒的に女性ファンが多い。僕のような男性ファンはごくわずかなんだとか。
なんで僕がそんなにFK2のファンなのかって?それはまだFK2が活動初期の頃の話だった…
-2年前-
僕が中学3年生の頃。僕の親は離婚した。
僕は母の方について行くことになり、父とはその日から離れ離れになった。
今まで平和だった家族が、一瞬にしてバラバラになり、僕はそれに耐えられなかった。
母は僕に毎日毎日、何度も謝った。「ごめんね、ごめんね」と。泣きながら。僕はそれもすごく精神的に辛かった。学校でも離婚の話は広まり、バカにされるようになった。
いっそのこと死んでしまいたいと思った。
僕は気を晴らしたくて、お気に入りの曲を聴こうと、動画アプリを開いた。その時、誤タップをしてしまい、知らないアイドルグループの切り抜き動画を再生してしまった。
それがFK2との出会いだった。
その動画はFK2がファンのお悩み相談をしている配信の切り抜きで、ちょうどこんな悩みが来ていた。
「今私は精神的に辛くて、どうしたら良いかわかりません。しんどくて、辛くて、自分に居場所がないと感じてしまいます。毎日生きている意味もわからなくなっています。」
僕と同じように辛くて、しんどい人がいるのだと、その時思った。このFK2というグループはどう相談に乗るのか、気になった。
不「…辛かったな、しんどかったな、よく頑張ったな。俺らは君の味方だから。1人じゃないよ」
剣「あなたはよく頑張っています。無理をしないで。まずは精神を安定させるために好きなことを思いっきり楽しんでください」
加「あなたは生きているだけでも物凄く偉いですよ。まずは、私たちに相談してくれてありがとうございます。生きる意味がないと感じてしまうなら、私たちを推してみませんか?」
不「俺らがちょっとでも君の生きる理由になってくれたらすごく嬉しいな」
剣「身近な人に相談できないような環境にあるなら、僕たちを頼ってください。いくらでも相談にのりますよ」
加「私たちはあなたを後悔させません。絶対に。あなたの居場所は私たちが作ります」
FK2「だから生きることを諦めないで」
僕は泣いていた。
この相談者と立場が似ていたせいか、FK2のメンバーが放った言葉が僕の心に響いた。
僕はこの日からFK2を好きになり、追いかけるようになった。
-先週-
母は僕が元気になると同時に、謝るのをやめ、前向きに生きようとしている。
だから今は良好な関係を築けていると思う。
母「晴ー!ちょっといいかしら」
甲「どうしたの母さん?」
母「あのね、急で悪いんだけど、私にとって嬉しい話があるの。聞いてくれるかな、?」
甲「うん。いいよ」
母「あのね、私、再婚することになったの」
甲「…え!??!」
母「急な話でごめんなさい、!でもね、母さんね、素敵な人に出会えたの。もう晴にも寂しい思いをさせたくないと思って」
僕は嬉しかった。だってあの母がこんなにも明るく、そして嬉しそうだったから。
甲「もちろん良いよ!どんな人でも受け入れるよ!」
母「ありがとう、晴。あとね、むこうには3人兄弟がいるそうなんだけど大丈夫かな、?」
甲「さっ3人?!!一気に4人兄弟になっちゃうってこと?!」
母「ほんとごめんね、大丈夫かな?2人は晴より年上で、成人してて、もう1人は晴と同い年なのよ」
甲「なんで成人してる人が実家ぐらし、?ニッニート?」
母「違う違う笑訳ありで実家に住んでるんだって。立派なお仕事しているそうよ」
甲「そうなんだ。わかった。大丈夫だよ」
そして今に至るのだ
甲「今日だよね、来るの。緊張してきた、」
どんな人が来るんだろ。年上ってなんか怖い。同い年の子とは上手くやっていけるかな、?
ピンポーン
来た!!!
甲「はっはい!甲斐田晴です!よろしくお願いしま…え、?」
加「加賀美ハヤトです」
剣「剣持刀也です」
不「不破湊です」
バタンッ
僕はその場に座り込んだ。
え?なんで?え?FK2がなんでうちに、?
その前にビジュが良すぎない、、、?
不「ちょっ君大丈夫??!」
不破さんが手を差し伸べて来た。
甲「ひゃっひゃい!!大丈夫れす!」
ダメだダメだ。こんな美しい手に触れたら。僕が触って良いようなものではない!!!
加「甲斐田さん、でしたよね。今日からよろしくお願いしますね」
剣「ほら立って。家早く入りたいんだけど」
甲「すっすいません!立ちます!!」
…あれ?腰が抜けて立てない、?
不「もしかして立てないん?」
剣「なんで腰抜けるんですか…」
加「しょうがないですね」
ヒョイっ
甲「?!?!///」
待って待って待って今僕加賀美さんに、、!
お姫様抱っこされてるんですけど?!
加「お邪魔しますよ」
甲「はっ、恥ずかしい、です、///」
「離して、ください///」(涙目&赤面
FK2)ドキッ
加(可愛い…///)
剣(可愛い…)
不(可愛い…♡)
甲「な、なんかみなさん目つき怖いです、」
不「ほな、いこか」
いやいやお姫様抱っこされたまま?!///
ほんとにこれからどうなっちゃうの?!?!
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