あの夏が飽和する。
歌詞パロです!
緑「昨日、人を✖︎したんだ」
紫「…は?」
君はそう言っていた
紫「…おまッびしょ濡れやん!」
緑「…」
紫「ちょっ、おい緑!!」
緑「うッひぐっごめッなさぁッポロッ」
梅雨時、ずぶ濡れのまんま
部屋の前で泣いていた。
紫「昨日、泣いてたのはそれでか?」
緑「う、ん…」
紫「…」
夏が始まったばかりというのに、
君はひどく震えていた。
そんな話で始まる、あの夏の記憶だ。
緑「✖︎したのは隣の席の、いつも虐めてくる人。」
紫「…は?虐められてんの?」
緑「コクリッ」
紫「で…?」
緑「もう嫌になって、肩を突き飛ばして、…打ち所が悪かったんだ」
紫「…そうか」
緑「…もう、ここには居られないと思う。だからどっか遠いとこで✖︎んでくるよ。」
そんな君に僕は言った
紫「…それじゃ俺も連れて行け」
緑「お財布…」
紫「これは?」
緑「もちろんいるよ。」
緑「…ナイフを持って((ボソッ」
紫「なんか言ったか?」
緑「ううん!言ってないよ」
紫「これもってこ」
携帯ゲームもカバンに詰めて、
紫「緑」
緑「んー?」
紫「それ、壊していいのか?」
緑「うん!いらないものだから」
いらないものは全部壊していこう。
紫「んじゃこれも」
あの写真も
緑「破っちゃお」
あの日記も
紫/緑「いらないな」
今となっちゃもういらないさ。
人✖︎しとダメ人間の
君の僕の旅だ
紫「走んぞ!!」
緑「うん!」
そして僕らは逃げ出した
この狭い狭いこの世界から
紫「もう、俺ら2人以外いらねぇーな」
家族もクラスの奴らも何もかも全部捨てて君と2人で
遠い遠い誰もいない場所で2人で✖︎のうよ
緑「もうこの世界に価値などないよ」
緑「人✖︎しなんてそこら中沸いてんだろ」
紫「お前は何も悪くねぇよ」
君は何も悪くないよ。
紫「結局俺ら、誰にも愛されたことなんかないんだよな」
緑「そんな嫌な共通点で、信じ合えるんだよね」
紫「…ん、」
緑「!」
君の手を握った時、微かな震えも既に無くなっていて
誰にも縛られないで2人線路の上を歩いた。
店員「おいこら!!」
金を盗んで、2人で逃げて
どこにも行ける気がしたんだ。
紫「今更怖いものなんかねぇよな」
額の汗も、落ちたメガネも
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ
いつか夢見た優しくて、誰にも好かれる主人公なら
緑「汚くなった僕たちも見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな」
紫「…そんな夢なら捨てたよ。だって現実わ見ろよwシアワセの四文字なんてなかった今までの人生で思い知っただろ?」
自分は何も悪くねぇと
誰もがきっと思ってる
あてもなく彷徨う蝉の群れに
水も無くなり揺れ出す視界に
迫り狂う鬼たちの怒号に
バカみたいにはしゃぎあい
ふと、君はナイフを取った
緑「…君が意味で傍にいたからここまで来れたんだ」
緑「だからもういいよ。もういいよ。✖︎ぬのは俺一人でいいよ」
そして君は首を切った
まるで何かの映画のワンシーンだ
白昼夢を見ている気がした
気づけば僕は捕まって
君がどこにも見つからなくって。
君だけがどこにもいなくって。
そして時は過ぎていった
ただ暑い暑い日が過ぎてった
家族もクラスの奴らもいるのになぜか君だけはどこにもいない
あの夏の日を思い出す。
僕は今も今でも歌っている。
君をずっと探しているんだ
君に言いたいことがあるんだ
9月の終わりにくしゃみして6月の匂いを繰り返す
君の笑顔は君の無邪気さは頭の中を飽和している
誰も何も悪くないよ
君は何も悪くはないから
もういいよ
投げ出してしまおう
そう言って欲しかったのだろう?なあ、
紫「緑」
緑「…なぁに?」
紫「ッ緑⁈」
緑「紫に会いたくて、帰ってきたんだよ」
紫「なッぁ!俺っお゛れッおれぇ!!」
緑「うん。うん…。分かってるよ、」
紫「ひゅッヒグッ」
緑「よしよし…」
夢だったなんてオチは望んでいないのに
コメント
4件
まぁ今言うのは遅いけど、 緑くん前までは紫ちゃんって呼んでたのに、最後は紫になっている。てことは、…本当の翠くんではない、偽りの何か…っていうことなのかもしれないね!
見るの遅いけど泣けました!(泣)