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いんくるーでぃんぐ
いんくるーでぃんぐ
前置き
これは私自身の解釈で彼らの話を書いたものです。本人たちの性格とは異なる場合もあります!左右固定(左:np、右:ym)で、リバースやカプ解体は受け付けていません。
様々なタイプの話がありますが、長編ではなく、思いついたときに思いついたものを書くスタイルです。
配信者ご本人たちとは一切関係ありません!まったくの無関係です!
ただの自己妄想ですので、カプ違いなどのコメント(ky)はお控えください。
⚠️そしてもう一つお伝えしたいのは、この短編はバッドエンド、幸せではない結末、一緒にならない結末です!!事前に注意を促しておきます。受け入れられない方は、今すぐ退出していただいて構いません。ありがとうございます。
それでも大丈夫という方は、どうぞお読みください。
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ねぴぁ一はバカじゃない。
やまもとが自分のことを好きだと、彼は知っていた。
ただ、知らないふりをしていただけだ。どう向き合えばいいのか分からなかったから——一番の相棒で、一番信頼しているチームメイトで、何年も知っている友人が、そんな目で自分を見ていることに。
あの、沈黙して、控えめで、何も言わないけれどすべてを語っているような目だ。
やまもとは彼に何も伝えたことはなかった。でも、口に出さなくても伝わることもある。
毎回のコラボ配信が終わった後、通話に数分だけ長く残って、何も言わず、ただそこにいること。彼が食べたいと言ったものをメモに残しておいて、わざわざ「通りかかった」と言って次の日に買ってきて、次に会った時に「ついでに」と彼に渡すこと。コメントで「二人は付き合ってるの?」と流れた時に、沈黙したり、ただ低く笑って、すぐに話題をそらしたりすること。
彼は最初、やまもとはただ自分に特別優しいだけだと思っていた。でも後になって、その「優しさ」には重みがあることに気づいた。見返りを求める重みじゃない。うっかり触れてしまって、もう触れなかったふりができなくなるような、そんな重みだ。
やまもとのことを嫌いなわけじゃない。ただ、やまもとを恋人として見ようと思ったことが一度もなかっただけだ。やまもとは彼の相棒で、チームメイトで、知り合った中で一番失いたくない人だった。失いたくないからこそ、関係を簡単に変える勇気が持てなかった。
彼は思った。もし知らないふりを続けていれば、もしかしたらやまもとはそのうち自分のことを好きじゃなくなるかもしれない。これはただ、コラボが多すぎて生まれた錯覚かもしれない。お互いに忙しくなったり、新しい友達ができたり、環境が変わったりすれば、この感情も自然と消えていくだろう。
彼はずっとそう思ってきた。
でも、周りの人たちが彼を放っておかなかった。コメントが流れ、ファンが切り抜きを作り、コラボしている配信者仲間が通話で冗談半分に冷やかす。「やまもとさんは本当にねぴぁ一くんに優しいよね」と。そんな冷やかしの一つ一つが小さな棘だった。やまもとに刺さるのではなく、ねぴぁ一の心に刺さった。
彼は煩わしくなり始めた。やまもとに対してではない——周りのすべてに対してだ。そしてもっと彼を苛立たせたのは、やまもと自身もその冷やかしをどこかで認めているように見えたことだ。彼は弁解せず、否定せず、ただ黙って受け入れている。まるで沈黙が「そうだよ、俺は彼が好きだ」と言っているかのように。
その沈黙があまりにも重たくて、彼はもうこれ以上見て見ぬふりを続けられなかった。
彼はとうとう、その話をはっきりさせようと決めた。
コラボ配信を終えて配信画面を消し、通話をつないだままそれぞれの作業をしていた。
やまもとが突然口を開いた。「ねぴぁ一、聞きたいことがあるんだけど。」
「うん? なになに、どうしたの?」
やまもとは長い間沈黙し、ねぴぁ一は通話が切れたかと思った。
それから彼は突然言った。「いや、やっぱりいい。大したことじゃない。おやすみ。」
通話を切った後、彼は天井を長い間見つめていた。
彼には分かっていた、やまもとがさっき何を言おうとしていたのか。今度こそ、彼はもう待ちたくなかった。
次の日、彼はやまもとを外に誘った。特別な場所じゃない、初めて一緒に行ったあの店だった。ねぴぁ一は先に着いて、コーヒーを二本買った。一本は自分で飲み、もう一本は店の外のベンチに置いた。
やまもとが来た時、あの黒いパーカーを着ていて、フードは被らず、髪は風に乱されていた。彼はベンチに腰掛け、そのコーヒーには手を伸ばさず、ただうつむいて自分の手を見ていた。
ねぴぁ一は彼を見つめ、ふと気づいた。今日、やまもとは挨拶をしなかった。普段なら彼が何か言えば必ず返事をするのに、今日はしない。やまもとはただ、待っていた。
何かが完全にはかみ合っていないようで、彼は自分の声が普段よりもずっと落ち着いていて、きっぱりとしているのを聞いた。まるで、自分が成し遂げなければならない任務を報告しているかのような口調だった。
「やまもと、俺はそういう気持ちはないよ。今までも、今も、これからも、ない。」
彼は少し間を置いてから、自分の口がさらに言葉を続けるのを聞いた。「君が俺にしてくれたこと——配信、電話、俺の言ったことを覚えてくれていること——全部気づいてたし、感謝してる。」
「でも、俺にとっては、それは重荷なんだ。」
やまもとはそれでも動かず、ただ指先の小さな動きを止めただけだった。
ねぴぁ一はようやく勇気を振り絞ってやまもとの顔を見た。風にそよぐ数本の前髪がわずかに揺れていて、彼はその優しい髪の動きに、人を傷つける言葉をそっと乗せた。「君の好意が、プレッシャーに感じるんだ。見て見ぬふりもできないし、応えることもできない。これ以上、ただ不憫だからって引き延ばしたくない。」
「俺は……君とただの友達でいたいんだ。」
ただの友達、それじゃダメなのか?
彼は真剣にやまもとを見つめた。
やまもとはうつむき、長い前髪が顔の半分を隠して、固く結ばれた顎と、わずかに震える唇だけが見えた。ベンチの端を握る指の関節が白くなっていて、何かを必死に支えているかのようだった。それから彼は立ち上がり、とてもゆっくりと、ベンチに置かれたコーヒーを手に取った。
「これ、もらう。」
その声は、彼のどの声とも違って、かすれていた。
彼は数歩歩き去り、また立ち止まった。長い間うつむいて立ち尽くし、口を開きかけて何か言おうとしたが、結局それは言葉にならなかった。
ただの友達。
夜風が彼の髪をさらに乱し、彼の肩はかすかに震えていたが、彼は一度も振り返らなかった。
ねぴぁ一は一人でベンチに残り、もう一本のコーヒーを飲み干した。彼はこれで気が楽になると思っていた。
結果は違った。全く、そんなことはなかった。
さっきあの言葉を言った時、彼はやまもとの目をずっと見ていた。いつも静かに自分を見つめ、包み込んでくれていたその目が、彼が「普通の友達」と言った瞬間、ほんの少し見開かれ、その言葉の意味が理解できないかのようだった。そしてゆっくりと、少しずつ、光が消えていくのが分かった。
涙じゃない。涙よりもずっと胸が苦しくなる何かが、その両目から抜け落ちていった。彼の頭の中は今、その光景でいっぱいだった。
彼はやまもとのことを好きなんかじゃない。それは確かだ。この数年、一度だって彼のせいで心臓が跳ねたことなんてなかった。
深夜に彼のメッセージを何度も読み返したことなんてない。コラボの前に緊張して手に汗握ったことなんてない。コメントの冷やかしで顔が赤くなったことなんてない。
彼は「好き」が何かを知っている——昔、先輩に好意を持ったことがあるし、女性の同僚にもそうだ。あの感覚は、やまもとに対するものとは全く別物だ。やまもとへの感情は、最初からずっと、相棒、友達、一番大切な人——でも恋人じゃない。違う。絶対に違う、違うはずだ。
ただの、友達。
それなのに、今どうしてこんなに胸が苦しいのか?
彼は空き瓶をゴミ箱に投げ入れ、立ち上がって歩き出した。
お前はただ彼を傷つけたくなかっただけだ、彼が悲しむのを見るのに耐えられなかっただけだ。これは普通の罪悪感で、他の何かじゃない。お前は正しいことをしたんだ。
その言葉は彼を少しでも慰めてくれただろうか?
コンビニのガラス戸に映るぼんやりとした自分の姿を見た時、それでも彼は、ベンチにうつむいて座っていたやまもとの姿を思い出した。彼はやまもとがあんな表情をするのを見たことがなかった——彼の記憶の中では、やまもとはいつも穏やかで、優しくて、何だって耐えられる人だった。
その彼に、あんな表情をさせたのは、自分だった。ねぴぁ一は顔を両手に埋め、コンビニの前で長い間立ち尽くしていた。
その後も、彼らはたまにいつも通りコラボをした。同じ通話チャンネル、同じ配信プラットフォーム、同じ付き合い方。彼らはこれまで通り「ベストパートナー」のように息の合った連携を見せ、余計な言葉は一切なく、一線を越えるものも何もなかった。
以前ならねぴぁ一は復活を待つ間によく冗談を言った。「やまもとがいる時の勝率めっちゃ高いんだよな」、やまもとは笑う。今でもねぴぁ一は「ナイス」と言い、やまもとは「ありがとう」と返す。でもその「ありがとう」は以前とは違っていた。前のやまもとの「ありがとう」には温もりがあり、笑いをこらえきれずに口から飛び出したようなものだった。今の「ありがとう」はただの普通の言葉で、平坦で、乾いていて、何の感情もこもっていない。まるで親しくないチームメイトに返事をしているかのように。
周りはもちろん気づいていた。コメントで「今日の二人、なんかよそよそしくない?」と言う者、「喧嘩したの?」と言う者、「離婚した?」と直接書く者もいた。
ねぴぁ一はそのコメントが流れた時、ちょうど復活したところで、彼は軽く前線に躍り出ながら、気楽な調子で言った。「違う違う、俺とやまもとはラブラブだよ」。やまもとは通話越しに笑いながら「そうですね」と返した。その「そうですね」はさっきのよりさらに短く、まるで時間を急いでいるかのようだった。
コメントはそれ以上追及せず、ねぴぁ一もそれ以上説明しなかった。彼らは次の試合を続け、連携は変わらず息が合っていた——心が通じているからじゃない。筋肉の記憶に感情は必要ないのだ。
コラボが終わるとねぴぁ一は「お疲れさま」と言い、やまもとも「お疲れさま」と言った。そしてやまもとはすぐに通話から退出し、一瞬たりとも長く留まらなかった。
ねぴぁ一はたった一人だけの通話チャンネルを見ながら、ふと思い出した。昔、やまもとはいつも最後まで残っていた。彼は機材を片付けるふりをし、データを振り返るふりをし、まだ話したいことがあるふりをしていた。本当はただ数分長く残って、ねぴぁ一ともう少し話をしたかっただけなのだ。今では彼は誰よりも早く去っていく。
ただの友達。
プライベートでの連絡もますます少なくなっていった。LINEのメッセージは日に何十回もやり取りしたものから、数日に一回へ、数日に一回からコラボの確認のみへと変わった。ねぴぁ一が「明日ナワバリ一緒にやらない?」と送ると、やまもとは自分の空いている時間だけを返す。ねぴぁ一が「わかった、時間になったら声かけるね」と言うと、やまもとはそれ以上返事をしなかった。
昔は、コラボ以外の時間にも電話をかけ合い、夜が明けるまで話し込んだ。ゲームの話、ファンの話、今日コンビニでお菓子が割引だったこと、ねぴぁ一の実家の猫の話。
今では、ねぴぁ一が深夜に眠れずにやまもとのアイコンを開き、そこに表示される「オンライン」の文字を見て、ああ、多分また動画を編集しているんだなと思う。それからスマホを閉じ、目を閉じて、もう見るのはよそうと心に言い聞かせる。彼が知らないのは、やまもともまた彼のオンライン状態を見ているということだ。二人のトーク履歴には、ずっと前のあの「わかった」が最後のメッセージとして残っている。
ある時、コラボ配信が思ったより早く終わり、ねぴぁ一は珍しくすぐには通話で「お疲れさま」と言わなかった。彼は少しの間待った。やまもとも切らなかった。二人の間に数秒の沈黙が流れ、ねぴぁ一は心臓が少し早く打っているのを感じた。しかしその沈黙を破り、やまもとが口を開いた。「また明日」。それから今までと同じように、すぐに通話から退出した。ねぴぁ一は暗くなった画面に向かって「おやすみ」と言ったが、それは誰にも聞こえなかった。
彼らはこうして、程よい距離感を保ち続けた。視聴者の目には相変わらず息の合ったコンビ、他の配信者からは今でも一番仲の良い友達。でも、彼ら自身だけが知っている。かつてお互いのためにしていたことのすべては、もう二度と起こらなかった。
もうどうでもよくなったからじゃない。それは本来、相棒がするべきことではなかったからだ。
やまもとはすべての度を越した気遣いを引っ込め、ねぴぁ一もまた、誤解されるかもしれない応答をすることは二度となかった。
彼らはお互いがいるべき場所へと戻っていった。かつて一度だけ交わった二本の線路が、今はただ並行して走っているように。
並行する線路が再び交わることは決してない。ただ変わらぬ距離を保ったまま、同じ方向へずっと進み続けるだけだ。二度と近づくこともなければ、二度と遠ざかることもない。
ただの友達。
電話が再びかかってくることは、もうなかった。
——tbc
これ以上はあまり長く書きたくありません。どうか二人が、一生涯の親友でありますように。
おやすみなさい。ゆっくり休んでね。
コメント
1件
ああ…もう、めっちゃ胸にくるわこれ…(泣) 「ただの友達」って言葉の重さがずしんとのしかかる感じやった。 ねぴぁ一が「気が楽になると思ったのに全然そんなことなかった」ってとこ、めちゃくちゃわかる。自分で選んだ道やのに、失ったもんの大きさに気づいてしまったんやなって。 やまもとの光が消えていく目の描写、刺さりすぎてしばらく動けんかった…。 二人とも悪くないのに、どうにもならん切なさがたまらない。いい話すぎて言葉にならんわ…!