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颯「よし、1階は終了っと…」
有「あとは2階だけか。」
風「あ、そっちは行かなくて大丈夫です。」
優「え、何で?」
蓮「………そもそも、今回の任務のターゲットは1
階にしかいませんよ。」
風「上の階の人たちは、そういうのとは全く関係
のない一般人です。」
翔「あんたら…最初から気づいていたのか?」
蓮「…………まぁ、そうですね。さぁ、後処理は私
たちの仕事なので、みなさんは車に戻ってい
でください。」
颯「………うん。」
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車にて
来「あ、おかえり〜。」
優「ただいまぁ…、なんか無駄に疲れた…。」
有「何あれ………めっちゃ怖いんだけど…」
来「あのあと、何事もなかったかのようにいつも
の感じに戻ってるから尚更だよね…。 」
優「なんか変な夢見そう…」
翔「…………………颯?」
颯「………ん?」
翔「いや、なんかずっと黙ってるからどうしたの
かなと…」
颯「………あのさ、これはあくまでも提案なんだけ
ど。」
T「?」
颯「俺たちのこと、あの2人に話してみない?」
T「!?」
優「………颯、それ本気で言ってんの?」
颯「うん。…それに、いずれは話をしなきゃいけ
ないから。」
翔「……………」
有「……いいんじゃない。」
来「有利!?珍しいね…」
有「……そう?颯の言う通り、いずれ話す時が来
るんだし。………それに俺は、話すなら今だと
思う。」
優「………有利…」
翔「俺も同感。」
来「えっ!?」
翔「……あの2人は今までの奴らとは違う気がす
る。俺たちのこと、見捨てずに守ってくれ
た。」
来「………………うん。」
翔「もし…本当に他の奴らと違うのなら、俺たち
の話も逃げずに聞いて…受け入れてくれるは
ず。」
優「………………つまり、試すってこと?」
翔「………まぁ、そういうことになるのかもね。」
来「……………わかった。いいよ。」
颯「………じゃあ、決まりだね。」
その時、ちょうど蓮たちが戻ってきた。
蓮「ただいま戻りました。」
風「すみません。思ったより時間がかかってしま
って。」
来「大丈夫ですよ。」
蓮「では、行きましょうか。アジトまでお送りし
ます。」
翔「………じゃあ、お願い。」
蓮「はい。」
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蓮「到着しましたよ。」
来「ありがとうございました。」
風「いえいえ、とんでもないです。」
蓮「お前隣で寝てただけで何もしてないだろう
が…(ボソッ)」
風「ん?蓮、なんか言った?」
蓮「………はぁ……何でもありません。では、俺た
ちはこれで。」
そう言って、蓮たちが車に戻ろうとすると。
颯「待って!」
颯に呼び止められた。
風「…?何か問題でもありましたか?」
颯「…この後、何か予定あります?」
風「?特にないですけど…」
颯「……じゃあ」
颯「俺たちのアジトに来てくれませんか?」
風「!?…なぜです?」
颯「…今日は、俺たちのことについて話をしよう
と思って。」
蓮「……………」
風「……急ですね。」
翔「いずれ話す時が来る。それが今だと思っただ
けだ。」
風「………蓮、どうするの。」
蓮「…………分かりました。」
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ガチャ
優「ここが俺たちのアジトだよ。」
風「……へぇ、結構広いんですね。」
有「ボスが用意してくれたんだ。」
風「あの人、たまには気が利くんですねぇ〜。
(おいっ!byボス」
翔「さらっとディスってるし…」
優「じゃあここ座って。」
蓮「失礼します。」
颯「じゃあ、本題にうつるね。これから俺たちの
過去について、順番に話をしていくから。」
風「…はい。」
颯「ただ、これだけは約束してね。……………絶対
に逃げるなよ?」
蓮「………わかりました。」
颯「……うん。じゃあ、俺から。 」