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めちゃ変なとこで終わります。
ほんとは赤葦と研磨も登場させたかったのですが、それまでいけなかったので、タイトルには()をつけさせてもらっています。
今回は月島と国見しか登場しません。
1000文字くらいです
イラストレーターの解釈が違ったらすいません。
誤字脱字等ありましたらご報告お願いします
***
「これ、いいじゃん。可愛い」
長身の眼鏡を掛けた男、月島は正面のテーブルに数枚並べてある紙の1つを指差し、可愛いと素直に口にした。
休日の昼下がりのカフェでは、その店内のお洒落さ故に若者がよく訪れ
る。
それは、男子バレー部の男もその範囲の内。
季節は春。
少しずつ肌の乾燥が減ってきた時期だが、半袖というにはまだ肌寒く、月島はカーディガンを羽織りながらココアを飲んでいた。
一方、一つ長方形のテーブルを挟んだ正面にいる、黒髪のセンター分けや眠たげな目が特徴の低燃費男国見は、何やらいつもより真剣な表情をしていた。
「うぅん、···やっぱそれかなあ」
国見の方は何か悩んでいるようで、眉に皺を寄せ酸味の強いものでも口にしたかのような顔をしていた。
「英自身はどうなの?」
「いや···俺も蛍と同意見なんだけど、見やすさで言うとこっちだと思うんだよね」
テーブルに4枚順番に並べられた紙には、端に①②③④と番号が記されており、中心部には一枚一枚形が全く違う、人体の構図と言われるものが描かれていた。
そう。国見英、それに月島蛍。今いるこの二人はれっきとしたイラストレーターなのである。
今は、国見へと届いた依頼のお悩み相談会を開催していた。
「やっぱり構図ってムズいんだよ。パッと見の印象重視で行くか、見やすさ重視で行くか、それとも···。あーあ、もう疲れる」
その依頼とは、配信者をやりたいから立ち絵を依頼したいと言ったものだった。
その依頼人の女性は、顔や服のデザインを大まか俺に伝え、構図は何でもいい、とそそくさと去っていった。仕事が忙しいみたいだ。
「そんなときはケーキでも食べて糖分摂りなよ。」
月島は優しさを利かせてか、国見にそう言った。
ネットのどこかで見たことあるんだろうか、疲れた頭には糖分が効くことを知っていた。
「それ蛍が食べたいだけじゃん」
「うん。ショートケーキよろ」
国見が月島に向けて確信を突いた言い方をすると、月島はもう嘘を付くことも辞め直球に伝えてきた。
流石に男子高校生の財布にはそんなに量は入ってないから国見は奢ることをいやがる。
この二人は少なくとも普通よりかは多いだろうが。
「奢らねえよ」
「酷いー。一緒に構図考えてあげてんのに」
月島は真顔でわざと下手くそな泣き真似をし、断りざるを得ないことを言い出す。
「···分かったって。てか酷いが棒読み過ぎるんだよ」
国見は諦めてショートケーキを奢ることになった。
***
ほんとに短いですね。
余談なんですが、このお話は元々pix○vの方に投稿しようとしていたんです。
でも、ちょっと書くの面倒になっちゃって···←
変なところで終わっちゃうけど、テラーなら許してもらえるかな···っていう勝手な考えでこっちに投稿することにしちゃいました←
読んでくれてありがとうございます
次回はいつになるか分かりませんが、気長に待っていただけると嬉しいです。
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