カチャ…カチャ…ウィーン ガチャガチャ…
っ…無機質な音だな…相変わらず…
最悪な目覚めだよ…
「045!実験の時刻だ。さっさと起きろ!」
はいはい…
またあの変なクスリをうたれて戦わせるんでしょ‥?
「045!…死んだのか?」
おきてます…っよっ! (ドカンッ ガシャァァンッ!!
まずい…軽く蹴っただけなんだけど…思ったより大きい音出ちゃった…
「ほう…そこまでの元気があるか…」
…お仕置きですかクソ野郎?
…はぁ…一回でいいから外に出てみたいよ…
「仕置きは後でだ。先に紹介する奴がいる。」
「おい![ガスター]!最高傑作を見せてやる!」
がす、たー…?
聞いたことない研究員の名前だな…
『おや、この子が…』
は、?待て、いつの間に俺の前に来てたんだ?
『初めまして。私はガスター。本名はウィング・ディン・ガスターというのだけど、
長いからガスターと呼んでくれ。よろしく。045番くん。』
は…ぁ。こいつ、明らかに人間じゃないオーラがすごいが…(※ガスターはここでは人間の形をしてる
こいつただの研究員か…?
『リーダー、この子と仲を深めるために、お話をしてもいいかい?』
お話だと…?どういうつもりだこいつ…
「…手短に済ませろよ?」(ガチャンッ
『それで…、君、私が人間ではないことに気づいているようだね。』
…?どういうことだ。確かに人間の雰囲気は感じないと思ったが…
『…ふふ。うんそういう反応になるのもしょうがないね。初めから説明しよう。私は人間ではない。
モンスターと呼ばれる種族だ。』
モンス、ター…御伽話じゃないのか?
『では、なぜ人間の姿をとり、君の前に現れたのか。少々ややこしい話になるかもしれないが、
私はモンスターの姿の時、死んでいるからだ。』
…?モンスター…死ぬ?
【…どういうことだ。わかるように話せ。】
『…!ふふ、やっと話してくれたね。ありがとう。
なら、そう…私のことについて初めから話すことにしようか』
045番ちゃん、この世界では実験体として扱われてます。
お仕置きっていうのは毎回違って、電気椅子とか薬漬けが多いです。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!