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眠れないと思ったがいつの間にか熟睡していたようで布団を使って叩き起こされた。

昨日の手紙のことが関係しているのは分かっているが正直に認めるわけにもいかない。


いつもなら一緒に食べている朝食も瞳は先に食べてしまったようだ。

さらに、マンションの管理会社に防犯カメラを確認してもらうと言い出した。


マズい


知っている人かも知れないからと答えたがその後の言い訳なんて何も考えつかない。


瞳が出かけた後一人で朝食を食べて食器を食洗機に入れる。


どうしよう


何かうまく考えないと


弁当を持って出勤するが昨日までとは違って足取りが重い。


【今度いつ会える?】


スマホが振動して画面を見みた。

ため息がでる。

どうしよう


直ぐに返事が出来ずお知らせ画面だけでメッセージを見ることはやめた。


お昼休みに弁当を食べているとチーフが休憩室に入ってきた。

チーフはまだやっているんだろうか?気になって聞いてみることにした。

「チーフってアレをまだやってるんですか?」


直ぐにピンときたのか

「ああアレね、無いよ。金がもったいないじゃん。その分、いつも頑張ってくれている奥さんにプレゼントとかしてあげたいしね。って、もしかして竹内さんやってるの?」


人に勧めておいて自分はもうやってないのか!


「いや、まさか」


「だよな、仕事してるのに毎日弁当を作ってくれるような奥さんがいるのに、他の子に金をかけるとかありえないよな」


「そうですよ」

と答えるのがやっとだ。



みゅーちゃんからは大量のいつ会う?メッセが届く。

大人しくしていてくれ。


お願いだ。



家に帰って言い訳を考えようとしてもウマい言葉が見つからない。

そうこうしていると瞳がお弁当を買って帰ってきた。

オレの前にはのり弁が置かれ、瞳の前にはステーキ弁当が置かれた。


「え」

この差は、わざとだよな

さらに、お茶も瞳は自分の分だけ淹れていた。

下手に何かを言うと墓穴を掘りそうだから、おとなしく弁当を食べ始めると

「それで?美優ちゃんは誰なの?」


全く言い訳を考えることができなかったが、咄嗟にドッキリだと答えてしまった。我ながら馬鹿らしい話だ。


「パパ活じゃなくて?」


思わず咽せてしまったが、手元に飲み込めるためのものがなく、急いでキッチンに水を飲みに行く。


「そんなわけないじゃん」


もしかしたら瞳に全てを知られいるのかもしれない。だとしても、絶対に認めるわけにはいかない。

「まぁドッキリ的なやつだからさ、監視カメラを見るとかやめてあげてよ」

うまく誤魔化せたか?


のり弁を急いで食べた。



心臓が煩い。


瞳がどこまで疑っているのかを知りたい。


みゅーちゃんと会ってからスマホへの着信が気になってトイレにも風呂にも持って行く様になったが瞳は相変わらずダイニングテーブルの上やリビングのテーブルの上に置いている。

こんなことはしてはいけないとわかっているけど瞳が風呂に入っている間に瞳のスマホを手に取った。


心臓が口から出そうなほど波打っている。

大きく呼吸をしながら瞳の誕生日を基礎とした番号をタップする。


ブルルッと振動があり解除できなかった。


今度は一文字づつゆっくりと入力したがやはり同じくブルルッと振動だけした。


パスワードを変更している。

大量の汗が吹き出しくる。


手帳型のスマホケースのベルトを閉じて置いてあった通りに戻しておいた。


瞳がバスルームから戻って顔を合わせるとボロが出てしまいそうで、一旦ベッドルームへ行って呼吸を整えた後、そのままバスルームへ向かった。


ブルッブルッと通知が連続入っているのがわかる。


それが誰からもわかっている


だから、見たくない。


風呂から上がってゆっくりとドライヤーをかける。


なるべくベッドルームに行く時間をおくらせたいと思っても、それはそれで変に勘ぐられてしまう。


それなら



最近、みゅーちゃんに搾り取られていたから瞳とはご無沙汰だった。

それで誤魔化せないだろうか?


だが、そんなささやかな希望は



瞳の「やめて」の一言でかき消されてしまった。



だとしても、まだ疑惑なだけなのに瞳の態度は酷すぎないだろうか?

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