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歌織>私さ実は、お母さんがお父さんに殺されたん

         だよね。


颯人>え?


歌織>元々父はいい人で大手の会社で働いてたんだ

        けど、倒産しちゃって。そっから父は働かな

        くなって、家事も仕事も母に任せきりで。


歌織>お酒にも溺れてギャンブル依存症になってさ

        母に手を出すし、母が仕事の時は私に

         手を出したり、骨を折られたこともあった。

        しまいには、母がそれに我慢できなくなって

     口論の末父が母を殺しちゃったんだよね

        血まみれの母が目の前に倒れ込んできて

        父を見上げたら包丁もってて

       「あー、私も殺されるのか」

          って思った。

        けど、父は母だけを殺して私にこう言った

      「悪いのは俺じゃない。こいつだ。

           お前もこいつと同じ出来損ないだ」

          って言われてさ。笑

        

歌織>母が亡くなったのは私が小4の時で父は今も

         刑務所。


颯人>先輩にそんな過去が…辛かったですね、。


歌織>もういいんだけどね。ニコッ


颯人>先輩。顔笑ってませんよ。泣いてもいいんす

         よ。


              きーんこーんかーんこーん


颯人>このまま6限もサボりましょ


歌織>うん、。グスッグスッ


颯人>思う存分泣いてください。


歌織>グスッグスッグスッ


颯人>ギュ


歌織>え?


颯人>こうやって抱きしめた方が落ち着くんですよ


歌織>ありがとうグスッグスッ 


                      ガチャ  


琴谷>歌織さーん!!!


琴谷>え??


颯人>なんでここに、?


琴谷>颯人がなんでここにいんの。歌織さん、?


歌織>グスッ


琴谷>お前、歌織さんに何したんだよ


歌織>違うよ、話聞いてくれてただけなの


琴谷>じゃあなんでハグしてるんだよ


歌織>私がしてって言ったの…グスッ


颯人>ち、ちが、


琴谷>そっか。いたなら大丈夫。


                      バタン(扉閉める音)


颯人>ごめんなさい。気遣わせて


歌織>大丈夫。私のせいだから笑


颯人>やっと笑った。先輩の笑った顔好きです。


歌織>なっ!もうやめてよ!///


颯人>照れましたね?笑


歌織>照れてない!笑


歌織>でも、ほんとにありがとう。久しぶりに

          なんか安心できた。


颯人>先輩の力になれたなら良かったです。


歌織>お礼になにか奢る!


颯人>じゃあ、クレープ!


歌織>わかった!笑


歌織>連絡先教えて!また日程考えよ!


颯人>はい!


                         きーんこーんかーんこーん


歌織>>じゃあ、また!


颯人>はい!

月の陰に隠れて私たちは

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