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” 貴方の為 ”
1週間前 、 俺は 骨折した 。
腕の疲労骨折だ 。
バスケをしていたが もう レギュラーには 入れない 。
それに 遊べない 。
その日からだろうか 。
俺と 彼に 大きな 距離ができたのは
「 ぷー ! 出掛けない ? 」
「 ごめん 、 放課後 用があって 。 」
ずっと これだ 。
理由を聞いても教えてくれやしない 。
もしかして バレた 、 ?
いや 、 そんなはず 。
もやもや した 数週間 。
ぼーっと 放課後 廊下を 歩いていた 。
委員会の仕事だった 。
彼を待っても 来てはくれない 。
その時 微かに彼のような 声が聞こえた 。
その 音量を 頼りに少し 探ってみる 。
空き部屋を こっそり 開けては 覗く 。
そこには 男性と 彼が いた 。
” 彼氏 、 ? “
なんて 思った 。
別に 、 いいはず 。 あの子に 彼氏が 居ても 俺と 遊んでくれるし 、 …
「 あ ッ ♡ ゛ ん っ ” ♡ 」
その声が 俺の心に 釘を 刺した 。
はっきりは 見えないが 身体が びくっと 飛び上がる 。
そう 、 彼らは ここで 行為を するつもり 。
男性の 顔は見えない 。 中年っぽい 、 ?
信じきれず 自身の身体を 傾ける 。
その時 、
ガタン ッ
うっかり 身体を 傾きすぎて 体制を崩した 。
彼は 虚ろな 目で こちらを 見る 。
とろ っと した 顔とは 裏腹に 目に 光はなかった 。
彼が壊れるのが 怖くて 思わず その場から 逃げ出した 。
誰もいない 教室で 俺は一人 泣いた 。
始めは 利用していただけなのに いつからか 彼に想いを 寄せていた 。
そこで ようやく 気付く 。
操られていたのは 俺の方だったんじゃないかって 。
彼は 恋人が 居たのにも 関わらず 俺の 心を弄んだのでは ないか 。
そう 信じたい 。
しかし 、 彼の 無邪気な笑顔を 思い出し 、 そう 信じきれなかった 。
こんな形で 恋が終わると 思えば 辛くなって
どんどん 過呼吸になった 。
そんな中誰も 助けては くれず 、 意識 が 遠のくばかりだった 。
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