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ジャニーズあんまり知らない私でも 分かるの凄い‼️👍🏻
すごいです‼︎
とってもすごい…
ほのかだよっ!!
まだこれまでをみていないのであればみてくださいねっ!!
ライブ開催の発表から数週間。
SNSには、「空の下ライブ」の話題が広がり、チケットの応募も想像を超える数に達していた。
ある日、メンバー全員がリハーサルスタジオに集合していた。
「やっぱ外で歌うって、ぜんっぜん感覚ちがうね」
佐久間大介が、マイクを握りながら言った。
「風の音も入るし、照明も太陽しだいだしな」
向井康二が首にかけたタオルで汗を拭く。
「でも……その分、リアルだよね」
目黒蓮がふとつぶやく。
「そう。作られた空間じゃなくて、自然のまんまの中で届ける。
なんか、それが“素のSnow Man”って感じがして、俺は好きだな」
阿部亮平がうなずいた。
そのとき、スタッフのひとりがスタジオに入ってきた。
「ちょっといいですか?
……“あの手紙をくれたファンの方”について、連絡がありました。」
メンバー全員が、静かにその言葉に耳を傾ける。
「体調が安定していて、医師の判断で、“空の下ライブ”の配信を見ても大丈夫になったそうです。
……ご家族の方から、“ありがとう”と伝えてほしいと。」
しばらく、誰も言葉を発せなかった。
そして、深澤辰哉がそっとつぶやく。
「……届いたんだな、ちゃんと。」
ラウールが目を潤ませながら笑う。
「ほんとに……良かった。」
「じゃあ、やるしかないな」
岩本照が、力強く言う。
「このライブは、会場にいる人だけじゃない。
空の下の、どこかで画面を見てる“君”にも届ける。俺たち、そういうライブにしよう。」
9人の目が交わったその瞬間、ひとつの決意が固まった。
リハーサルが終わり、夜の会場をひとりで歩いていたのは、宮舘涼太だった。
ライトも音もない、静かなステージ。
彼は、ふとポケットから便箋を取り出す。
それは、例の“手紙”のコピーだった。
「……俺たちの音楽で笑ってくれる人がいる。
その人が明日、空の下で俺たちを見てくれる。
それだけで、どんなステージよりも、価値があるんだよな。」
夜風がそっと吹き抜け、ステージの幕を揺らす。
宮舘は空を見上げた。
「ちゃんと、届くといいな。
明日、きみの笑顔に会えるように――全力で歌うよ。」
夜空には、またひとつ流れ星が走った。
それはまるで、誰かの願いが、またひとつ叶おうとしているようだった。
こんなかんじですっ!!
ばいばい👋