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桜くんが行ってしまった
学校と逆の方向───、桜くんの家の方向に
桜くんを振った俺が言えることでは無いが
俺も休みたいほど受け入れ難い事だった
俺は学校に向かう前に、
「そこにいるんでしょ。桐生くん───。」
俺はずっと気づいていた
俺が別れよう。と告げる直前に俺らを見かけ、
俺の後ろのもの陰に隠れていた級友がいることに
「あちゃー、バレてたか〜」
「勝手に聞いちゃってごめんね〜」
えへへと言わんばかりの顔をする級友が出てきた。
「このことは内密に、よろしくね」
俺は圧をかけるようににこっと微笑んだ
だが、正直自分もわかっていた
笑顔が引きつっていることを
「、!!、、、はーい」
少し驚いていた、
きっと、俺から振ったのに笑顔が引きっっているからだろう
何かあると察したのだろう
優しく微笑んでいつも通り級友、桐生くんは返事をした
「じゃあ、いこっか」
この場から逃げ去るように俺は学校に向かう
桐生くんを少し置き去りにして
「……、、。」
桐生がちっちゃく口を動かしていた
きっとさっきのことを聞きたいのだろうと思った
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学校めんどい