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短編小説かくー!!
ある年の学校の帰り河川敷で手持ち花火をしていた。
あたりは薄暗くて煌の顔もはっきりとは見えない。
「友達以上恋人未満って都合のいい言葉だよね笑」
「そう?俺らの関係もこれだと思うよ笑」
「まーたしかに笑煌とは付き合えないかもー笑」
「散々キスとかしてるくせにわがままだな笑」
「あ言い忘れてた。俺転校するわ」
「えまってほんと?」
「うん」
「会える距離?」
「いや海外行く。」
信じられない。付き合えないとか言ってるけどあんなの嘘。
涙が頬を伝う
「なんで泣いてんの?笑」
口に柔らかいものが当たった。きっとキスをしたんだろう
「泣くほどセフレが居なくなるのが寂しい?性欲ありすぎだろ笑」
ちがう。セフレが居なくなるからじゃない。煌が居なくなるから泣いてるの
「煌のこと好きなのに」
声が震えてるかもしれない。けど言いたかった。
「え?」
煌は目を開いて驚いた。
「ずっと好きだった!会う度に優しくなっていくその表情が!」
勇気を振り絞って大きい声を出した。
煌の目からも涙が出てくる。
「俺、本当は行きたくない」
声を震わせて言った。
「あと2年待ってて。」
彼はそう言った。
今日はその日の2年後。
ずっと待ってるよ。