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2028.3.18







涼架side


















時刻は16時半。最近はソロの仕事もどんどん増えてきて、ありがたいことに一人で仕事に向かうことも増えている。






少し早いが夕ご飯の時間にしようか。そこら辺にあるご飯屋さんに入る。







「わぁ……美味しそう、、いただきます」







手を合わせて食べ始める。






んー美味しいなぁ……本当は元貴と来たかったけど、今日は予定があるらしく行けなくなってしまった。






店の店主がテレビをつける。テレビ画面にニュースが流れる。俺はそのニュースの音を横目にご飯を食べ続ける。

















『速報です。今日午後16時ごろ、福島県いわき市の豊間海岸で近くで漁をしていた人から成人男性が浮いていると通報があり、その場で死亡が確認されました。遺体は何かを抱きしめるような姿勢であったとのことです。警察によりますと、遺体に目立った外傷はなく、身元の確認を急ぐとともに詳しい状況を調べています。』














そのニュースを聞いた瞬間、俺は持っていた箸を落とした。カランッという音とともに一気に冷や汗が出てくる。







大丈夫だ。きっと元貴じゃない。元貴じゃない。元貴じゃないよ。お願い。そうじゃないで、神様。











スマホに一通の通知が入る。








「えっ……、?これ、、。嘘でしょ……、?」






俺は急いでご飯を食べ終え、急ぎ足でお店を後にした。




























「はぁ……着いた。」











大切な人の元へ歩いて向かう。あれ、ここに来るのは久々だと思うのだけれど、綺麗だ。














「やっほー若井。」









元貴を連れて来れなかったことに少しの後悔が滲む。ごめんね。若井。














「あ、そうだ。若井にプレゼントがあるんだ。」








そう言って俺は鞄の中から指輪を取り出す。

元貴から預かってたやつ。元貴からずっと預かったままだったが、この前返そうと思ったがもういいと言われてしまった。そりゃあそうなんだけど、どうしようかと思い、持ってくることにした。











「これね、元貴から。本当は元貴さ、クリスマスに若井に告白するつもりだったんだよ。」










はぁ……もっと早くに言えてたら、どんなに幸せだったんだろうな。どれだけ元貴を救うことができただろう。










「ごめん。俺には元貴を救うことが、出来なかった……ッ、、」











若井も、元貴も、お前ら両思いだったんだよ……、、?こんなのって、、ありかよ”ッ、、泣





元貴は今どうしてるんだろう。幸せかな…、?

お願い。二人を帰してください。そのためなら俺はなんだってする。なんだってだ。






ふたりが言えなかった愛してるを俺が言うなんて、何してんだよ。










「これ、若井でしょ……、?このLINE。」












俺はスマホを開いて若井に向ける。俺と若井のトーク画面。新着は今日の午後、16時半。俺がご飯屋さんにいた時間だ。







「何がありがとう。だよ、元貴に言えよ…、、!元貴はもう大丈夫って、、そんなこと言うなよ”“、、!!」





いつの間にか溢れ出た涙。確信は無い。だけど、俺には何となくわかる。俺は同じ3月18日に、今日という日を呪いたいくらいだ。俺の友達を、BFFを二人、持ってかれてしまった日。









愛してるよ。ホープレス。そんなことを歌った日もあったな。なんで……愛では隠しきれないほどの絶望と悲しみ。







俺は花筒に梅の花を刺す。手を合わせる。







若井の分も俺はちゃんと生きてやる。それが1人分でも、2人分でも、俺は生きてやる。







もしも、来世があるのなら、二人で幸せになって、そしてその幸せを俺にも見せて。







「またね、若井」







そう言ってその場を後にした。



























ここまで読んでくださった皆様、


本当にありがとうございました!!







次回作の予告はお話の部屋にて


させていただきます!








それではまた!










Nikorin













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672

コメント

4

ユーザー

神作品過ぎる、でも涙が止まりません😭主さん責任取ってください

ユーザー

まじ神作品すぎ"(∩>ω<∩)"

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