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「~w」
「~!!」
今、出た居酒屋から賑やかな声が聞こえる
久しぶりに会った友達と呑んだため、いつもより多く飲んでしまった
いっそ、気持ち悪い…、
もう立っているのも苦しい、
一本路地へ入り、壁に腰掛け気分を整えようとする
駄目だ…、全く治らない、
こういう時ってなにすりゃいいんだっけ
薬でも買いに行こうか…、いや、もう立てる気がしない
このままここで朝を向かえようか…、 いや、流石にそれは気が引けるし…
八方塞がりでなにもできないrtに救世主が現れた
ky 「大丈夫ですか…、?」
rt「ぁわ…、?」
ky「お兄さん、ふらふらで危ないから…、水でも買ってきましょうか?」
rt「いいんれすか…、、?」
見ず知らずの他人で、 アルコールでまともに会話もできない。
そんな俺のためにこの人はテキパキ動いてくれる
こちらはまだ、酔いが回っていてかうまく状況が理解できていない
rt「ぇ…、”ぁ”」
ky「水買ってきました、飲めますか…? 」
rt「ありがと、ございます…、 」
ku「お兄さん、家は分かりますか?」
くらくらするというより、内側からガンガン殴られるような痛みが頭に響く
話しかけられていて、答えたいが先刻よりも痛みが増して、答えられそうにない
ky「おーい、お兄さん?、聞こえてる?」
kyは、rtの顔の前でぶんぶん手を振るが、 なにも反応がない
もしかして、会話中に寝た…?
しばらく考え、見捨てることもできず家に一度連れ帰り、看病することにした
rtをひょいと持ち上げ、自身の車に乗せた
頭が痛くて、それどころではないrtは大の男に急に抱き抱えられ少々パニックになっている
頭の痛みは引いてきてはいるが同時に、耐え難い睡魔に襲われる
少し熱を感じるほどの体温
酒で、体温が上がってしまったのか…?
なんにせよ、暑くてしかたがない
ただ、もう動けるほどの体力と気力は残っていない
今は、この人に甘えて寝てしまっても良いかな…、
火照っているrtを後部座席に横たわらせる
マスク越しでも分かる顔の赤さや、湿っぽい目に少し色気さえ感じられる
帰れるような状況じゃなかったので、連れて帰ることにした
暑そうなので、たまたま車にあった冷えピタを付けて、マスクをとった
期待通りのイケメンで、すぅ、と寝息をたて眠る姿は、綺麗という字がよく似合う
運転席に乗り、エンジンをかけ車を発車させる
夜の町を後にし、車は自然と都会の町並みへ溶けていく