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もぶ『え!?!転校生?!』
もぶ『男?女?』
🍍『…』
くだらない。
心の底からそう思った
だって、どうせそいつも俺をいじめる
どうせ俺のことを見てくれない
転校生に興味を持ったところで幸せに離れない
ただ、大事な時間がとけるだけ
そんなものの何が楽しいんだ。
そんな俺の心の言葉は、転校生を見た瞬間失われた。
?『 …六奏高校から転校してきました 』
📢『 紫苑 いるまです 』
📢『 よろしく。 』
もぶ『 ええめっちゃいけめん!! 』
もぶ『 わたし狙っちゃおっかな…!! 』
女どもがそんなことを話している中俺は衝撃で思考が停止していた。
その理由は。
🍍『 …綺麗。 』
そいつは、まるで本から出てきたかのような美しさだった
月のような瞳
透き通るような髪色
でも、猫のように鋭い三白眼
どれもが綺麗だった
俺の言葉が聞こえたのだろう
俺をいじめている主犯格のようなやつが言った
もぶ『 📢だっけ? 』
📢『 あ? 』
もぶ『 此奴、暇っていうんだけどさ 』
もぶ『 ぜってーかかわんないほうがいいぞ笑笑 』
もぶ『 きめーしきたねーし笑 』
もぶ『 ちょっとやめなよ~笑 』
ああ。やめてくれ
俺の初恋を終わらせないでくれ
そんなことを思っていたのもつかの間。
📢が放った言葉は衝撃的だった。
📢『 うっせぇな。 』
📢『 誰と仲良くしようが俺の勝手だろ 』
📢『 てか今の時代にいじめ? 』
📢『 俺はそっちの方が断然きもいと思うけど?笑 』
もぶ『 なっ?! 』
もぶ『 てめぇ、ちょっと顔がいいからって調子乗んなよ?! 』(怒
そういって、📢に向かって拳が振るわれたその時だった
📢『 は、調子のんなはお前のことだ。 』(受止
📢は簡単にその手を受け止めて、代わりにそいつを投げ飛ばした
動き、しぐさ、見た目、恰好、声までかっこいい
俺が此奴に惚れない理由はなかった。
📢『 お前、下の名前は? 』
🍍『 俺、、ですか? 』
📢『 お前しかいねぇだろ。 』
🍍『 なつ、、です 』
📢『 ん、なつな 』
📢『 なつ、よろしくな 』(笑
くす、と微笑むお前の顔は、今まで見た何よりも、誰よりもきれいで
なによりも美しい。
これはきっと叶わない恋だ
男同士、イケメンとぶさいく。
こんなの釣り合わないに決まっている。
…いや、釣り合うようにすればいいんだ
今までは、よくわからない奴がどんどん寄ってくるから嫌だったけど、
まぁ、イメチェンも大切だろう
そう思い、俺は今日思い切って明日、眼鏡とマスクを外し、身だしなみをきれいに整えて
〈かっこいい〉と思われるような見た目に戻すことを決意した。
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