ci視点
sypも聞いたのかな 、 あの話 。
……… ま … そんなのどうでもいいけど 。
sypだって皆と同じ 。
上っ面だけ同情して 、
他の皆が来たらそっちに行って 。
みんな … みんな …
『 あの日 』 の出来事も知らないくせに ____ …
__________
初雪の降る日だった 。
こんな寒い時期に長期任務なんて大変だな 、 そんなことを考えてた 。
だけ 、 だったんだ 。
ci「 さんむ … 」
そう呟きながら廊下を歩く 。
__ その時 、 不幸にもいじめっこと肩がぶつかってしまった 。
ci「 あ ッ 、 」
そのときのいじめっこは 、 明らかに機嫌が悪かった 。
周りには他の一般兵が居たからだろう 。
肩を強く押され 、 『 こっちにこい 』
と言っているかのようにこちらを睨んだ 。
俺は着いていった 。
____ それがよくなかったのかもしれない 。
誰一人来ないような細い廊下で言われた 。
「 俺今機嫌わりぃんだよ 」
彼はsypの部隊の一般兵だ 。
sypが長期任務で居ない分 、
代わりに書類を分担されているのだろう 。
ci「 ッ 、 ごめん 、 なさい … 」
謝ることしか出来なかった 。
怖かった 。
あの鋭い目が 。
仲間のはずの皆から向けられているようで 。
mb「 おい 、 お前 」
ci「 はい ッ … 」
怖い 、 怖いよ
mb「 俺さぁ … 人が裏切られてるとこ見るの 好きなんだよね ぇ … w 」
ci「 …… ぇ … 」
ci「 どう … いう … 」
mb「 なぁに 、 簡単さ 。 」
mb「 仲間に嫌われるような行動 … 」
mb「 もっといえば … 一般兵を仲間の前で暴行しろ 。 」
ci「 は … いや ッ … 」
mb「 ガチ ッ … ) お前に良いこと教えてやるよ … 俺はここの兵なんかじゃない … 」
肩を強く握られながら言われた 。
mb「 最近戦力を上げている … e国のスパイだ 。 」
mb「 もしこの事を言ったら … もしくはさっきのことを実行しなかったら ___ … 」
mb「 お前の仲間とやらを皆殺しにしてやるよ 。
一気に心臓の鼓動が早くなる 。
…… 正直 、 皆がe国の奇襲程度で負けるとは思えない 。
でも … 怖かったんだ 。
怖かったんだよ 。
俺は永遠にこいつの言いなりなんだ …
俺の存在なんて 自分から 話しかけないと 気づかれないくらいの 醜い人間で 、
こいつみたいなやつの言いなりになって
またさらに嫌われる ___ …
もう 、 救いようがないじゃないか 。
俺の人生なんて 、 どうでもいいんだ 。
仲間が生きてくれてさえいれば 。
ci「 ……… 分かりました 。 」
か細い声でそう返事をした 。
コメント
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続きが楽しみ!!!!!!!