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とある実況者グループの方々の名前をお借りしています。本人達は全く関係ありませんのでご迷惑になるような行動はおやめ下さい。
📕視点(in屋上)
🐼「うん…もしかしたら体調悪いのかも」
🐼「俺、先戻るね…!」
…タッタッタッ──
📕「……」
ぶるーくです
なかむの気持ち分かっちゃったかもしれない…いや出来れば気づかなかった方が良かったんだろうけど、ね?
🎤「なかむ大丈夫かな…」
😊「心做しか顔色も悪そうだったな」
👓「無理してたのかも」
なかむが去った後の屋上でみんなして顔を合わせる。不安なのはみんな一緒、心配なのもみんな一緒
🦈「後でまた様子見に行こーぜ」
😊「心配だしな」
でもきっと、多分僕以外になかむの気持ちを分かってあげられる人なんていなんだ
📕「僕同じクラスだしさり気なく聞いてみるよ」
😊「あぁ、そうしてくれると助かる」
📕「とりあえず心配だし、追いかけてくるね」
👓「ぶるーく頼んだ!!」
📕「任せて!」
大丈夫だよ、なかむ。その気持ちを抱えてるのは君だけじゃないんだから
🐼視点(in廊下)
急いで逃げて校舎の端の方まで来ちゃった…
もうどうしたらいいかわかんない、でもあのままあそこに居続けるのは無理だった
自然と目頭が熱くなる
🐼「どうしよう…絶対気まづいよね」
📕「なかむ〜?」
🐼「えっ!?ぶるーく!?」
後ろから声をかけられ慌てて振り返れば、そこには先程屋上にいたメンバーのうちの一人、ぶるーくがいた
🐼「なんで…」
📕「流石に心配だから追いかけてきちゃった☆」
🐼「別にいいのに…」
ぶるーくは確かな足取りで俺に近寄る。俺は溢れてきそうな涙を必死でこらえた
ぶるーくは関係ない、だからこんな姿見せられない
友達に、軽蔑されたくない
しかし先に口を開いたのはぶるーくだった
📕「ねぇなかむ」
🐼「──ッ!…なに?」
📕「なかむはきんさんの事が好きなんだよね?」
何を言い出すかと思えば、彼は少し微笑みながら俺の恋愛事情を確認するかのように聞いてきた
なんで、なんでばれてるの?
🐼「な、なんで…」
📕「あの反応見てれば分かるよ〜何年友達やってると思ってんの!」
太陽のように笑いながらぶるーくは話を続ける
📕「できる限りでいいからさ、僕に相談してよ。話聞くぐらいならできるしね!」
🐼「…ぶるーく!!」ポロポロ
堪えていた涙がぽろぽろと溢れ出す
苦しかった、辛かった、誰かに相談したかった
いつまでも涙を流し続ける俺にぶるーくはそっと胸を貸してくれる。人の優しさに、温もりに触れてもっと涙が溢れてきた
📕「そんなに泣かないの!w赤くなっちゃうよ〜?」
🐼「だってぇ〜!!泣」
📕「ゆっくりでいいから話してみてよ、僕達以外誰もいないしさ」
「ね?」と優しく問いかけるぶるーく
ぶるーくなら言ってもいいかな。勘だけど、ぶるーくなら分かってくれる気がするから
🐼「俺、きんときが好きなの…!ずっと、ずっと前から。なのにきんときには好きな人がいて…」
一度口に出した言葉は止まらなかった。抱えていたものが軽くなっていくように気持ちが吐き出される
家族にも先生にも友達にも言えない
ぶるーくにしか言えない俺の本当の気持ち
🐼「そりゃあ俺みたいな男よりかわいらしい女の子の方がきんときにはピッタリだけど!!でも…」
一度言い淀む。でもぶるーくなら聞いてくれるから
🐼「でも!俺の方がずっとずっときんときのこと好きなのに…!!」
📕「うん、辛かったね…」
🐼「わかってる…こんなの気持ち悪がられるって。男同士だもん、絶対引かれる」
普通なら、恋愛は男女──異性でするものだ。法律が決めた訳では無いけど世間一般的にはそう
だからきんときだって付き合うならかわいらしい女の子の方がいいに決まってる
──いっそ、俺が女の子だったら良かったのに…
📕「…ここだけの話なんだけどさ」
🐼「ん?、なに?」
📕「僕も好きな人いるんだよね〜」
🐼「、、、えっ!?嘘!?ぶるーくも!?」
まるで日常会話のように明かされた衝撃の事実に俺は目を丸くする
涙?関係ないね!驚きすぎて乾いちゃったよ!
📕「がちがちw」
🐼「まじか…だ、誰なの?」
📕「秘密!…ただ僕の好きな人、男の子なの。だから叶わない恋してるんだ〜」
🐼「…まだ分かんないじゃん」
悲しそうに笑うぶるーくを見て、俺は言葉が勝手に口から零れていた。「まだ分かんない」なんて、俺が言えたことでは無いけど
📕「んふふwそうでしょ?だからNakamuも諦めちゃダメだよ?僕との約束!!」
🐼「…うん!!俺もうちょっと頑張ってみる!!」
🎤「えっ…なかむとぶるーく?」
🎤「なんでぶるーくとなかむが抱き合ってるの…?」
🎤「なん…で、?」
To Be Continued──