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「イービル!私はお前を逃がしはしない!生まれ変わっても、私が倒す!」
「ウハハハハハ!生まれ変わってもってか!俺は最強だ、昔も今もこれからも永遠にな!」
神々の世界の、中心より遠く離れた戦場で一柱が、堕天使によって殺された。
「晴夏、ごめんって!」
「うるさい!何回目よ、デートに遅刻すんの!今日で半年だよ!」
「分かってるって!晴夏に渡すプレゼント考えてたら遅れたんだよぉ!」
「じゃあ、なんなのこの写真!なんで星菜が、八雲といるの?」
「それは、俺が選んでも晴夏が喜ぶかわかんねえから、一番長く一緒にいる琴水に聞いたら分かるかなって思ったんだよ!あと、これプレゼント。」
「ありがとう。でも遅刻した分は、夏限定アイスパフェ奢ってねー」
俺の名は、朝倉星菜。青春を謳歌してる高校生だ。こいつは、神楽晴夏。同い年の彼女だ。今日は、俺と晴夏が付き合い始めて半年たった記念日だ。
「星菜ー!早く来ないと置いてくよー!」
「分かったから、置いてかないでぇ!」
「このパフェ美味しいね。」
「そうだなぁ。バニラアイスの甘みとコーヒーゼリーの苦みがいい感じにマッチしている。」
喫茶店バニー。日本一の牛乳とスーパーのインスタントコーヒーで最高に美味しいパフェがあるとネットで話題になっている店だ。
本郷寺に近いため、ついでにお参りしていく人も多いそうだ。
「私、お花摘みに行ってくるね。」
「いってらー。このパフェ甘いなぁ」
「何言ってんの?ほら行くよ。」
「あーい。げっ!このパフェ三千もすんのか。高い、高すぎるよぉ。」
「ま、遅刻したし妥当よ。」
その後、会計を済ましてアクセサリー屋に行った。
「星菜、これ買って。」
「壱万はだめだ。せめて五千円にするんだ。」
「えぇ、ケチ。」
当たり前だろう。高校生に壱万は高すぎるだろ。ん?何か光っでるような。あれ、包丁かよ!?危ない!このままだと晴夏が刺されちまう。黒パーカーに黒帽子、黒ズボン、そして包丁だ。その格好をした男が、こっちに向かってくる。危険を感じた俺は、晴夏の手を握って店を出た。
ドンッ!
「いってぇな、どこ向いて歩いてんだよ!」
「それはこっちのセリフだ。あーぁ、骨折れちまったかもなぁ。ここで十万円払えば見逃してやるぞ。」
自分より1.5倍大きく、革ジャンを来た男とぶつかってしまった。
「それは、おかしいだろ!ちょっとぶつかったぐらいで簡単に折れるもんか!」
「でもよぉ、お前医者でもないのに折れてないって判断できんのか?」
めんどくさいせぇ!そう思った俺は、再び晴夏の手を取り男を後にした。しかし、革ジャンの男に時間を結構使ってしまったのか、黒パーカーの男との距離はもうすぐそこだった。そして、一瞬のうちに腹に激しい痛みを感じる。血が出て俺はその場に倒れてしまった。