仗助「なぁベリーさんって…
ロウルさんとこのペットなのか?」
ベリー「にゃあ?(ハァ?んな訳ねぇだろ。
俺はスタンドの力で占ってねぇ。)」
仗助「えっ!?てっきりそうかと…。」
ベリー「にゃ(馬鹿か。占えるだけの
スタンドなら、猫が喋れる訳ねぇだろ?)」
仗助「へ?ということは…。」
微かな霧が出る。
その中から現れたのは…先程までそこに居た
ベリーという青い猫では無く、
風に靡く(なびく)青く綺麗な髪。
それに合わせた青と白の服。
背はおよそ198cmくらいだろうか、
スラリとしたスタイルに、モデルのような…。
と、余計に説明をしてしまうと
仗助より美しい、みたいになってしまうので
ここで一旦こういう説明は辞めておく。
仗助「えぇ、もしかして…!?」
ベリー「そう。俺のスタンドは…
猫になる能力、ペット・キャットだよ。」
仗助「す、スゲェぇ!!!
…あれ?でも前猫缶食ってたッスよね?」
ベリー「あぁ、猫になると身体は全て猫に
なり、味覚、身体能力なども猫になる。
意外と猫缶って美味いよ☆」
仗助「ま、マジっすか~…。」引
ベリー「おいコラ引くな仗助」
仗助「…ん?でも…それと最初に
俺が質問したことって何の関係が?」
ベリー「俺は猫じゃあない。だが家は無い。
猫のフリをして飼って貰ってる。
そいつの名は…噴上裕也。」
仗助「え、えええええ!?!?
ゆ、裕也ってあの…!?
ハイウェイスターの!?」
ベリー「そーそー♪可愛い子だよ~。
あ、因みに昼間とかは好きに散歩して
良いって言われてるから外出て、
ロウルんとこ行って話したりしてるぜ~」
仗助「へ、へぇ…。」
ベリー「あっ!丁度あんなとこに裕也が!
行ってくる、じゃあな仗助~」
仗助「はいッス…?」
ベリー「にゃんっ!」
ジャンプして人間の姿から猫に変わる。
裕也「~♪」
飛んで裕也の背中に乗る(かなり痛い
裕也「い”ッ!?ッコラ!ベリー!!」💢
ベリー「にゃ〜ん」
裕也「…ったく。しゃーねぇなぁお前は…。」
裕也がベリーを撫でる
ベリー「にゃん~(これこれ~♪
裕也の撫で方良いんだよなぁ。)」
()は喋ってなくて心の中の声?です。
裕也「お、そろそろ帰るか。」
ベリー「にゃん」
噴上裕也はベリーと2人暮らしです。
裕也「ん~、おやつ食うか?」
ベリー「にゃー!」
裕也「待ってろ~、」
フミッ___「ニャアッ!?」
ボフンッ
裕也「あっ、尻尾踏んで…うわっ!?
なんだこの煙!!」
ベリー「(や、ヤベェッ!!)」
煙が消える___ベリーは人間
(猫耳と尻尾あり)の姿になっていた。
裕也「え」
ベリー「あー…」
裕也「ふっ…不審者ァァァッ!!!」
ベリー「うぇっ!?」
裕也「だっ、誰かァ!!は、
ハイウェイスターッ!!!!!」
ハイウェイスター「養分…」
ベリー「わァァ!?!?ちょっ!!ま、
待てって!!裕也ァ!俺だって!!!」
裕也「お、お前…何で俺の名前知って…?
ま、まさか…す、ストーカー…!?」
ベリー「わ~~ッ!!違う違う!!!!
俺だよ!!ベリー!!!」
裕也「…ベリーを…攫ったのか…!?
か、返せぇぇぇ!!!!!」
ベリー「なァんで分かんねぇんだよぉぉ!!
そ、そうだ!ほれ見ろこの耳と尻尾!!」
裕也「ッ!こ、これは…ベリーの…耳と…
尻尾…?お、お前…も、もしや…
ベリーの耳と尻尾を引きちぎって
自分に付けてんのかァ!?!?
べ、ベリー!!!そ、そんな…!
露伴…!!それか仗助でもいい!!
誰かァ!!た、助けてくれぇぇ!!!」
ベリー「あ”ーもう!!」
裕也「むっ!?」
裕也の口を抑えて、覆い被さるかの様に
し、壁に押し付け抵抗出来ない様にする。
裕也「んー!!むー!!んぅー!」
ベリー「シー、裕也、ちょっと黙って。」
裕也「ゾッ」涙目になる
ベリー「えっ、な、泣いて…?ごめん!」
震えてる。多分恐怖からだろう。
ゆっくり離れる___。
裕也「うっ…グスッ…」
腰が抜けたようで地面に座り込んでしまう
ベリー「だ、大丈夫…?裕也…ごめん…。」
ボフンッ___煙が出る
裕也「ッ!?」
ベリー「にゃあん(俺、本当にベリーなんだ。
信じてくれないか?裕也)」
裕也「なん、だ…これ…?べ、ベリーの…
声が聞こえる…しかも…煙から…出てきて…」
かなり困惑してる。まぁ、無理もない。
今まで猫として飼ってきたベリーが、
突然猫の姿から人間になったのだから。
裕也「…ベリーなのか?本当に…。」
ボフンッ___またもや人間の姿になる
ベリー「…裕也、今まで黙ってて…嘘ついて
ごめん。俺のスタンドはペット・キャット。
見ての通り、猫になる能力だよ。」
裕也「…ポカーン」
ベリー「ゆ、裕也…本当にごめん…。
…もう二度と…ここには帰れないな。
ごめん、本当に…。」
裕也「…もう二度と帰れねぇって、何だよ」
ベリー「え、え?だから…今までペットとして、
猫として飼われてきた俺にとって…その…
人間だって知っちまったら、裕也…
幻滅するだろ?ほら…今だってさ…。」
裕也「…ふっ、幻滅?そんなモン、
俺がテメェに、ベリーにするとでも
思ってんのかァ?…そりゃあ、怖かったし、
ちーっとは驚いたがよォ…。それこそ、
俺のベリーであることに変わりはねぇ。
だろ?ベリー」ニシッ
ベリー「ッ!!裕也…。ごめん、ごめんな…。
でもこれは…ずっと思ってることなんだ。
これを言っちまうと…もう後には戻れねぇ。
それは…俺は良く分かってる。
痛いくらいにだ。でも、それ以上に
苦しかった、痛かった。そんな想い…。
聞いてくれるか、裕也。」
裕也「…あぁ。女以外を相手にするのは
初だが…結果は分かってるぜ」
ベリー「…裕也、俺と___
恋人に、なってくれるか?」
裕也「ったりめぇだ!ベリー!」泣
ベリー「ちょっ、何で泣いてんだよ!」泣
裕也「オメェも泣いてんじゃあねぇか!」
ベリー「ハハ!それ言ったら言い返せねぇ!」
短くてごめんぬさい。