テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
見てくれてありがとうございます。 コメントがなくとも、少なくとも私は投稿してまいります。
「お前後だ山口!」
と言われた気がした。
──────
病院の天井が見えた。じんじん痛む体。包帯がぐるぐる巻きにされている。暗くて狭い。怖くてたまらない。立ち上がろうとしても足が痛い。携帯もカバンで手が届かない。
──声が出ない。
今日はもうこのまま眠ることにした。
──────
朝。少し肌寒い空気が窓から入ってくる。相変わらず声は出せなく、足も痛いままだ。
そんな時、誰かがドアを開ける音がした。
「…山口」
『ツッキー!』と言いたいけど声が出ない。動けない。でも彼は構わず近づいてくる。
「足と首 大丈夫?」
「……」
「もうすぐで包帯変えるから」
返事も聞かないまま会話を進めて出ていった。まあ彼なりの思いやりだろう。またドタドタと廊下を走る音が聞こえた。
「…っ、ごめんやまぐ ……」
うるさい、と言わんばかりの顔で睨みつけてやった。
「ひっ… !! 」
「……おこってる……?」
すぐ表情を変えて頷いてみた。そうすると彼は満足したように窓の方へ走っていった。
「へっー!5階かー!」
「病院にしては珍しいな!」
こいつは小児科しか行ったことないのか知らんがアホだ。
「……なあ、」
「信じられねーこと言っていい?」
「……おまえ」
「っえ、?」
掠れた声が出た。言われた通り信じられない。日向が冗談いうわけ────
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
如月 柚@( ¯꒳¯ )ᐝ
笑七・人間失格者☆
101