コメント
7件
上手いね!(´∀`) このアカウント誰かわかる?
わわ❗️❗️最高です> ̫ <♡❕❕ リクエスト答えてくれてありがとございますඉ ̫ ඉ!!
はい最高ですあざす‼️
リクエスト 冴凛
「おいコラなんて顔カメラの前に晒してんだバカ」
ぽこん、と後ろから頭を柔らかいものではたかれ、凛は「いて」と声を漏らしながら振り返った。
「何すんだよ兄ちゃん」
「それはこっちのセリフだ。お前が何してんだよ」
先ほど買い物から帰ってきたばかりの兄が、上着を脱ぐこともせずソファに座る凛の後ろに立っている。
怒気を滲ませた声に咄嗟に原因を探った。何か兄を怒らせるようなことをしてしまっただろうか。記憶を引っ張り出し探してみるが特に思い当たる節がない。眉を下げ視線をあちらこちらに彷徨わせながら記憶の引き出しをかたっぱしから引き開けていると、ふと冴が手に持っているものが目に留まった。先ほどはあれで叩かれたのだろう。
何かの雑誌らしいその本の表紙にどこか見覚えがあり少し考えこみ、そういえばマネージャーから写真として送られてきたものだと思い当たる。でも、それだけである。そもそもなんでこれをマネージャーが送ってきたのかも覚えていない。
凛の視線が雑誌に留まったのに気づいた冴が、その手に持ったものを凛に放り投げた。受け取り、中身をパラパラと流し見てようやく自分が特集された雑誌だということに気づく。そういえば少し前にこんな仕事を受けた。随分撮影が長引いてしまった、嫌な仕事であったことだけを覚えている。
自分の顔をじっくりと眺める趣味もないためすぐに冴に視線を戻した。
「……そんなに変な顔してたか? 別に、雑誌の人だってマシな写真選んでくれたと思うけど」
「……はァ」
呆れたようにため息を吐かれ、凛は肩を跳ねさせた。不機嫌を隠さない冴に心臓が早鐘を打ち始める。嫌な記憶がよみがえり指先が冷えた。
冴は凛の手から雑誌を抜き取りそのままテーブルに投げた。上着を脱ぎながら寝室の方へ向かっていく。
「何にもわかっていないようだから教えてやる。着いてこい」
「えっ」
着いてこいと向かう方向に思わず上擦った声が漏れる。寝室には、その名前の通り寝具しか置いていない。それと、セックスに使うものが、いくつか。
今度は別の意味で心臓がバクバクと勢いを増した。冴に「……何嬉しそうにしてんだよ」と言われ否定をしようとしたが言葉が見つからなかった。
抑えきれず上がってしまう口角を隠すためにうつむき、ソファから立ちあがる。何かよくわからないけれど。兄はなんだか怒っているようだれど。最近はめっきりなくなっていたセックスができるかもしれない。理由がどうであれ冴からあの夜のような熱を与えてもらえるのであれば機会は逃したくない。機嫌さえ直せたらたくさんベッドの上で甘やかしてもらえるかも。
場に漂う雰囲気とはちぐはぐに募る期待と上向く気持ちを必死に抑え込みながら、凛は冴の背中を追った。
******
「ッあ゛ぅ、っん♡♡に゛、ちゃぁ゛♡♡♡っも゛、む゛り゛ッ♡ィ゛ぐ、いぐいぐ♡いっぐ……ッッ゛♡♡♡」
2人分の体重を受け止め軋むベッドの上で、制御の効かない体がばねのように跳ねる。
冴に与えられたものは凛の期待通りのものであって、全く異なるものでもあった。
伏せた上半身にシーツが張り付く。ぶるぶると膝が震え今にもベッドに落ちそうな腰は、ほとんど冴の手によってのみ支えられているようなものだった。散々擦り上げられふっくらと腫れてしまった前立腺を鋭く抉られるたびに、冴から逃げるようにつま先がシーツを蹴り腰が前へと揺れる。びしゃ、と勢いよく飛び出た精がシーツの上にできた水たまりの上へと吐き出された。もう、何度も達している。
冴がふーッ、と吐いた息に熱が篭っているのを感じ体が竦んだ。ずりずりと這って逃げようとする凛の腰を掴む力強い手が、凛から快感を逃すすべを奪う。シーツに押し付けられ、身を捩ることもできずに剛直を受け入れさせられる。再びくるだろう衝撃に咄嗟に身構えた。
「だ、めッ♡♡♡いまっ、い゛まイッてる゛♡♡」
「ネットの反応見たか? みんなお前で抜いてる」
「っひぅ♡♡♡」
凛に覆いかぶさってきた冴によって耳元に吹き込まれる声にぞくぞくと背筋に甘い痺れが走る。脳がバカになってしまったみたいに電気信号をぱちぱちと弾けさせていて、思考が追い付かない。シーツに縋りつくようにきつく握り締める凛の手の上から、重ね合わされた冴の手が凛をベッドに縫い付ける。固定された身体では逃げ道はどこにもなくて、知らぬうちにハッ♡ハッ♡と犬のように息が荒くなっていった。
「なんであんな顔撮られた? セックスを他人に見せたい趣味でもあんのかよ」
「あ……♡ぁ゛……♡゛♡♡ま゛って♡♡っう゛、ぐっ♡♡♡」
必死に首を横に振る。枕に汗を吸った髪が当たりぱさぱさと音をたてた。凛の必死の制止を無視して、ぐ……っ♡とゆっくり冴の張り詰めた熱がしこりを深く押し込んだ。
「ッイ゛、ぎっ、~~~ッ゛ッ゛♡♡♡」
凛の体一つでは受け止めきれないほどの快感に襲われ、がくんと背中が弓なりに反れた。一度も触れていない自身からは冴に気持ちいいところを嬲られるたびに壊れた蛇口のようにとろとろと白濁が零れている。
どうしようもなく苦しくて、気持ちよくて、熱い。
凛が達した余韻の締め付けで、冴も達するのを中で感じた。薄膜越しにビューッと叩きつけられる熱に「ぅあっ♡ぁ……♡」と声が零れる。
引き抜かれたと思ったら、体をひっくり返され新しいゴムをつけた硬さを保つ怒張がぴとりと後孔の縁を押し拡げるようにして当てられた。散々嬲られてローションを纏いながらふっくらと腫れてしまった後孔は、冴の形を覚えてしまったのか閉じることも忘れなんの抵抗もなく熱を受け入れる。
「ぅあ……ッ♡♡♡まって、♡、まってにいちゃ、ぁ゛♡♡きゅうけ、しよ♡きゅうけい、いっかい゛、きゅうけ、ぇ゛、~~~~ッ゛ッ♡♡♡♡」
いつもは待ってくれるのに。凛の言葉に耳を傾けてくれるのに。
絶頂の余韻も醒めない内に再び敏感になっている粘膜を擦り上げられ、凛はびくびくと四肢を震わせながら身を捩った。挿入れられただけで達してしまった凛の、きれいに割れた腹筋の溝に先走りと精液がたまる。
冴は凛の制止に耳を貸さず、全く止まる気配はない。トン♡、とちゅ♡、と奥を押し込まれながら、冴の大きな手の平が体液をかき混ぜるようにして凛の腹の上に添えられる。その光景に目を見開いた凛は、イッたばかりの体を必死に動かし咄嗟に上へ逃げようとシーツを蹴った。
腹なんて、今だけは、ダメ。
「逃げるな、凛」
「っお゛……ッ゛ッ゛♡♡♡♡」
そんな努力をあざ笑うように、グッと手のひらが腹を圧した。閉じることを忘れた口元から舌が上にピンと伸びる。
あたたかい冴の手が、凛の中に納まる怒張の質量を浮き彫りにした。挟まれた前立腺がぎゅっと潰され、びゅくと性器から精液が飛び出る。
「おな゛がっ……♡押さな゛、っでぇ゛♡♡♡」
手を汚すそれを気にする風でもなくひたすらに凛の腹を強弱をつけながら押し続ける冴に、快感からぽろぽろと涙が零れた。
気持ちよくて、死にそう。
冴の手を必死に押し返そうとするけれど、散々イかされ力の入らない体では、かりかりと手をひっかく程度の抵抗にしかならない。
頬を伝う涎がシーツにしみこむ。髪がこめかみから頬に張り付いて、剥がれない。
火照った頬。潤む目。水分を含んだ肌と、濡れてくっつく髪。目の前の兄に向ける欲情。凛が無自覚にカメラの前に向けてしまった顔を、冴の前に晒す。
パシャ、と唐突にこの場にそぐわない軽快な音が響いた。目を丸く見開きいつの間にか冴の手の内にあった物体を見つめる。
「ぁ……あ……♡」
「どうだ、上手に撮れてるだろ」
冴が手のひらを返しスマホの画面を見せてきた。奥を穿たれ、胎を上から押されて快感に蕩けた雌の顔をした凛が、その小さな四角に収まっている。発情していることが一目でわかる、情けない表情。咄嗟にスマホに伸ばした手は、しかしすぐにベッドに逆戻りした。奥をぐち、と捏ねられる。柔らかくほぐされた壁がちゅむちゅむとはしたなく冴に吸い付いているのが自分でもわかった。