テラーノベル
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「いえ、私は実は首にされかけていまして。」
……。
首?
「スパイ、が首?」
「えぇ。首ですよ。まあ、されかけているので。」
海はケロッと平然としながら言った。
「それにまだ、決まっているわけではありませんよ。」
「きちんと、考えたら分かりますよね。分からないほどの頭のわけじゃないんですから。」
と海は軽く微笑んだ。
やっぱりなんか、腹立つ。
でも、なんで。
「首にされかけてんの?」
「それはですね、少し、やらかしをしまして。」
「まあ、なのでその挽回をも含め、貴方様の夢を叶えるのですよ」
「私には何かが欠けてるとあの、ババ…いえ。」
ババアって言いかけたぞ。この人。
「まあ、今はスパイではなく一般市民なので。」
「それって…首にされてるんじゃ…‥」
「うるさいですよ。黙りなさい。」
圧が凄い。
でも、されてるのか…。
「先程言いましたが、夢を叶えるのです。貴方の。」
夢を叶えるか。
……夢か。
コメント
1件
第4話、読みました。海さん、平然と「首にされかけ」って言っちゃうんですね(笑)。でも「夢を叶える」って言い切るあたり、やっぱり只者じゃないというか、ただの一般市民じゃない気配がひしひしと。主人公の「ババアって言いかけた」のツッコミ、分かるなあと思いながら読みました。海の立場と目的の矛盾、まだ謎だらけで続きが気になる展開ですね!