続きをどうぞ
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ついに面接の日がきた
この日の為にファションセンスも髪型もメイクもめちゃくちゃに磨いてきた
そのおかげか周りから綺麗だねと、言われる機会が増えた
貧乏だが貴重なお金を使った甲斐があったなと思えた瞬間だった
まぁ、そんなことは今はどうでも良くて
今から朝のルーティーンを紹介しよう
まず、朝起きたら初めにすることが歯磨き
寝起きの口は気持ち悪くてすぐに磨きたくなる
そのついでに洗顔をしてご飯だ
朝ごはんは軽く卵ご飯だけ。
毎日これで正直飽きたが仕方がない。
ご飯の後はまた歯磨き
その次は服選びだな
そこまで服を持ってないがじっくり見て考えている
まぁ沢山あっても困るだけだから少ない方が逆に助かるな
服を選び終わったら次は髪の毛だ
髪の毛をロングからショートに変えたためそこまで時間はかからなかった
アイロンでくせっ毛な髪を伸ばして少し内巻きにする
最初の頃は首を火傷しまくってたのに今じゃそんなことは絶対にない
我ながら成長したな………
髪が終わったらメイク
まぁ………メイクはどんだけ勉強しても上達しなかったため口紅を塗ったりマスカラをするくらいだ
世の中の女の人は凄いなぁ、と毎日尊敬している
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「よし」
準備を全て終えた私は少しラフな格好で面接へ向かう
会社からラフな格好でこいと指定されていたのだ
スーツは高いからちょうど良かった
ガチャりと音を立てながらドアを開け外に出る
「行ってきます」
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『次の方どうぞ〜』
私は今面接会場にいる
どうやら前の人が終わったそうだ
私はドキドキしながら案内の人に着いていく
『こちらです』
少しデカいドアの前に立たされた私は今にも心臓が口から飛び出そうだった
バクバクとなる心臓を落ち着かせる為に深い深呼吸をした
そして、ドアノブに手をかけた
ガチャり
「失礼します」
ポツリと置かれた白いイスに腰をかけた
するとすぐ質問が飛んできた
「なぜレンタル彼女に応募したんですか?」
私は少しつっかえながら一生懸命口を動かす
「私の家庭は、貧乏、な為母も父も一日中共働きで….それで私の学費を払ったり光熱費を払ったり….生活するのに精一杯で。私も一応バイトをしていたのですが..それでもまだ足りなくて。その時丁度レンタル彼女の広告を見つけて興味を持ち応募してみました。」
と、細かく説明する
面接官はまた質問を投げかけてくる
「レンタル彼女になったらどのような事をやりたいですか?」
「レンタル彼女になれたら….相手にとって楽しいデートが出来るように頑張りたいと思います!」
まぁ、お金を稼ぐために一時的な”彼女役”をやるがお金を払ってもらっている身、相手にも楽しんでもらいたい。そう思っていた
「なるほど、いい目標ですね」
褒められたのか?
まぁ、、良かった
「では次の質問です」
「貴方はここに来るまで自分磨きをしましたか?」
「はい!友達に手伝ってもらいながらでしたが自分なりに努力はしてきました!」
ふむ………と面接官は少し考えていた
私はドキドキしながらそれを見つめた
少しするとこんな言葉が返ってきた
「合格です!」
えっ?と私は頭にはてなマークを浮かべた
普通この場で言われるものではないのだから
びっくりするのも無理ないだろう
ポカーンとしていたらこんな言葉が付け足された
「努力家で容姿も完璧、見た限り性格も良さそうだしお客さんの事も考えている!完璧じゃないか!こんな逸材すぐに合格にするよ!」
「……….ポロポロ」
私は涙を流してしまった
まさか自分が受かるとは思っていなかったから。
「ありがとうございますッ」
私は泣きながら言った。
今回はここまで
前回1万いいねありがとうございます!!
めちゃくちゃ嬉しいです😭
今回も沢山いいね来るといいなー
なんてw
では!
ばいなら!
コメント
15件
続きってありますか?
合格してよかったよかった(´A`。) 続き楽しみです!
めっちゃよかったです!続き楽しみにしてますm(_ _)m