テラーノベル
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日帝は消えた。
だから今ここにいるコイツは、アイツじゃない。
「……お前、偽物……だよな…?」
俺は言った。
「…?えー、ちょっと何言ってるかわかんねー(笑)」
コイツは笑った。
「あ、あれだ!怖い話見たんだろ!!ドッペルゲンガーとか!!」
「あれフィクションだろ(笑)怖かったんでちゅねー(笑)」
俺はわかる。見たんだ。
「……俺、アイツが消えたの見たんだよ!偽物のクセして、見られたら意味ねえだろ!!成り代わろうとか、無理に決まってんだろ!!!」
コイツは少し怒ったような顔をした。
「はあ?…ほんとに信じちゃってんの?」
「惚けるのも大概にしろよ……!同じ顔して、同じ声で……!!」
「…意味わかんない。そもそも、昨日の記憶も一昨日の記憶も、なんならおぼろげだけど、子供の時の記憶もあるけど。」
「…あのさー、お前、なんか影響されてる?フィクションと現実混ぜちゃダメだって(笑)」
コイツは言った。
「っ!早く正体表わせよ化け物!!」
「は?、ほんとわけわかんねえし…」
困惑したような顔をした。
でも、俺は見た。
夜道を歩いていて、偶然見かけて声かけようとしたら、アイツは足を踏み外して、歩道橋の階段から落ちたんだ。
俺は確かに見た。
なのに、コイツは俺の後ろから何食わぬ顔で歩いてきた。
「こんな夜中に何してんの(笑)」
そんなことを言った。怪我なんてひとつもない。
直感だ。コイツはアイツじゃない。
「…わけ、わかんねえ……お前何言ってんの…?」
嘘には見えない。でも、嘘だ。俺は見たんだ。絶対に。コイツは偽物なんだ。
「そもそも、ドッペルゲンガーなら、入れ替わったときの記憶とか…あるじゃん……?(笑)俺そんなんねえし(笑)」
…嘘に見えない。じゃあコイツは何だ?
「お前が日帝なら……あのとき落ちたのは…?」
「?、落ちた…??」
コイツが偽物なら、
いったい、本物ってなんだ…??
#カンヒュ
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コメント
5件
うわ、これめっちゃ不気味……! 歩道橋から落ちるのを見たのに、後ろから平然と出てくるって時点でゾッとするわ。主人公が「偽物だ」って確信してるのと、相手が本気で困惑してるように見えるギャップがたまらん。最後の「本物ってなんだ…?」で、読んでるこっちの認識も揺らぐ感じ、めっちゃ好み。続きめっちゃ気になる🔥