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バンッ
夜空に輝く1輪の黄色の花
美しく儚く直ぐに枯れてしまう
あぁ、枯れない花はないのだろうか
ずっと自分の隣で華麗に咲いていた
ずっと枯れないと思っていた
この日が来るまでは
毎年のように2人1組になり花火を見る
俺は毎年黄色の花と居た
だからここに来た
皆、ここには二度と来たくない
なんて
そんな言い方ないじゃないか
最後の大量の花は毎年6人で見ていた
それも去年で終わり
今年はたったの1人
彼奴が好きと言ってくれた浴衣
彼奴とお揃いのピアス
嬉しかったものを全て揃えて
もう一度会いに来た
次々に咲き、枯れていく黄色以外の花
水色
赤
緑
青
紫
どんな色でも美しい
それは彼奴を彷彿させるから
美しい黄色は枯れていく
儚くも美しい
何とも煌びやかな花達
楽しそうな笑顔
嬉しそうな声
もがき苦しむ声
彼の全てを思い出させる
「彼に会えたら」
そんな言葉を告げ
俺は階段を降りた
そして何件かの家に向かった
手持ち花火をやらないか?、と
皆断った、仕方ない事だ
あいつらの事だどうせやってくれる
やはり来てくれた
手ぶらでいいのか、?
とか
帰らせて
とか
そんな中聞こえた
【俺にもやらせろよー!】
そんな事言われたらやるしかない
彼奴はどうせ花火を持てない
だから俺が持つ
【ありがとう】
啜り声で聞こえた
目の前に居る彼奴は
涙目で俺を見て
いつもの笑顔で笑った
また来年!
彼に告げると
小さな黄色の花が枯れた
皆泣いて
笑って
来て良かった
なんて言ってくれた
来年彼奴に会いに来る
今度は5人で
最も大きな花を
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昨日花火大会行ってきたんでね
意味不かもしれませんが良いんじゃないんですかね