僕は昼休み夜桜さんに呼び出された。潤也に偶然と見せかけて会わせたかったらしい。だがしかし、ガッツリ心の声を聞いてしまった僕はこれからの展開にちょっとワクワクしていた。潤也の反応が気になるところだ…
と、数分前まで思っていた僕は本当に浅はかだったと思う。潤也の性格を考えればこんな事態想像がついただろうに…
「おい拓馬、どういうことだ?」
「え”」
まずい…これは怒っている。いや、潤也が怒ってるのを見れてラッキーでもあるが、こいつは怒りだしたら止まらない性格なのを忘れていた。夜桜さんはまだ満足していない様子で、
(本当に嫉妬しているのか?)
と、疑っている。この人たちはなぜここまでも面倒くさいんだ。さっきから潤也は何故か自分の胸ぐらを掴んでいるし。僕あとで死ぬかもしれないな…
ん、胸…?僕はあることを、思い出した。
(潤也は心の声が聞こえるのを知ってるじゃないか…)
つまり、ずっと胸を握っていたのは心を聞けということだったんだろう…わかりずらっ!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!