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悪魔×ペンギンの混血児
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ソ連と東ドイツとロシアのお話しです。
えー…呼び方間違っていたら教えて下さい。
⚠
ソ連×東ドイツ
ロシア×東ドイツ(オスト)
君がこの家に来てくれたのは何年前だっけ。
お父さんの後ろに隠れて恥ずかしがってて可愛かったな。
そう、君は美人だったね。
お洒落さんだったし、何より女の子みたいな格好が素敵だった。
「オストちゃん」
そう呼んだら君は怒って頬を膨らませてたよね。
君は今、どこにいるの。
「怖がらなくていい。皆んな優しい子だから、きっとすぐ仲良くなれる。」
オストはソ連の手を握り、硬い表情で扉を見つめていた。
自分はこれからどうなるのか。
不安で仕方がなかった。
扉が開かれる、と同時に暖かい空気が流れこんできた。
「お父さーん!おかえり!」
子供たちが一斉に出迎えてくれた。
「ただいま、皆んないい子にしてたか?」
「あのねー!ロシアがねー!お父さんのねー!お菓子ねー!食べてたー!」
「ちょっと!それ言わない約束だろ?!」
ロシア、と呼ばれる男の子はオストを見て固まった。
「あ…これからお世話になります。オストです。」
ぺこりと頭を下げると
「あ…えっと…………。」
気の抜けた返事が返ってきた。
「ロシアだ。仲良くしてやってくれ。」
ソ連が助け舟を出してようやくロシアは目を合わせてくれた。
「ふふ…目、合わせてくれたね。」
「あたしねー!名前ねー!ベラルーシだよ!よろしくね!」
無邪気でかわいい女の子はベラルーシと言った。
「ウクライナです、よろしくね〜。」
おっとりした女の子はウクライナ。ちょっとだけオストより身長が高いのが悔しかった。
出された紅茶を一口飲む。
妙に甘ったるいそれは喉を焼いた。
ミルクを紅茶に入れてかき混ぜてみる。
ティースプーンを唇に押し当ててみると徐々に熱が冷めていく感覚が面白かった。
自己紹介が終わったあとは夕食。
皆んなで楽しくおしゃべりしながら食べるご飯は久しぶりで、オストはこれからの生活に期待を膨らませた。
ご飯を済ませ、ベットに入る時間。
オストは部屋に案内され、安らかにベットで眠りについた。
「おやすみ」
ソ連からのおでこへのキスは気づいていない。
「まったく鈍感な子だ。」
オストは安らかに眠りについた。
これからどうなるのか知らずに…。
コメント
1件
第1話、読ませていただきました。冒頭の回想パート「君がこの家に来てくれたのは何年前だっけ」から現在の問いかけ「君は今、どこにいるの」――この構成がもう切なくて。出会いの日の温かい食卓やおでこへのキスのシーンが、歴史を知っている読者には全部「ああ…」とくる伏線に見えてくる。国家擬人化設定だからこそ、この優しい日常のひとつひとつが重く響きますね。オストの緊張とロシアのどぎまぎした反応、ベラルーシの無邪気さ——キャラの立ち方が自然で、すぐに世界に入り込めました。続きが気になります。