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太宰へ


久々に手紙が来たと思ったら不倫のお誘いとは面白い。俺が行くとでも思ったか?

否、冗談は此れぐらいにしてやる。

手前はあの手紙で俺があの女に惚れたと書いたな。残念だが大間違えだ。


惚れざるおえなかったんだ。


云ってみれば政略結婚のような物。あの金持ち爺共の願いだ。

そんで手前が俺から失恋を学んだなんてほざいていたが俺は手前に失恋なんざ教えちゃいねえ。

言い訳じみたことを云うがあの日チュウリップ畑に行かなかったのはあの嫁に止められたからだ。


其の代わり手前の家に赤い薔薇を贈らせて貰った。

いいか?俺は手前のことまだ諦めちゃいねぇ。さっさと家族ごっこを終わらせて、手前のことを南瓜の馬車でも引いて迎えに行くつもりだ。いいな?


後少しだけ待ってろ


と云う短い手紙がポストに投げられていた。私はこの手紙を読み終えた時膝から崩れ落ちて、ぼろぼろ泣いた。


私は期待を捨てなくてよかったと。また彼と一緒に居られると。


私達は七夕の晩天の川が綺麗に映る川で合う約束を交わした。


そして其の晩口付けも交わした。



ほんと適当でごめんね思いつかなかったのオチが。それと長々と書くのが面倒くさくなってしまいましたの。

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