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#七つの大罪シリーズ
夢野 ゆみ
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名残
頬杖を吐く君の吐息が髪にかかって
妙にくすぐったくて
やめてと言おうとしたけれど
伸ばした手の先にもう君はいなくて
春夏秋冬とめどなく気付けば
目の前にしろがね
宙に僕の溜息
ほんのニ、三秒
そこに君がいた気がした
春が来た
雪は溶けて緑が芽吹き
最後の北風が吹く
真冬の名残
この世に確かに君がいた名残
コメント
1件
ああ、これ詩形式の短編なんだね。第1話ってことで読んだけど、めちゃくちゃ雰囲気あるわ。 「頬杖を吐く君の吐息」って表現がまずグッときた。しかもそのあと「伸ばした手の先にもう君はいなくて」でバンッて現実に戻される感じ。春夏秋冬を経て、たった数秒だけ「そこに君がいた気がする」って感覚、めっちゃわかる気がする。 最後の「真冬の名残」と「君がいた名残」の響きがすごく綺麗で、消えた人の痕跡が季節の中に残ってる感じがじんわり沁みたわ。短いけどちゃんと世界観が閉じてて、読後感がいい。連載っぽくはないから、これで完成形って解釈でいいのかな? 素直に良い詩だと思った🔥